やっぱりリズムをとるときには「さん」ていう言葉が引っかかる場合があるなぁ。

尺八もリズム感が大事

カウントの取り方をずーっとやっておりますが、十六分音符のことも説明せねばいけません。

ちょうど、いい話があったので、それに絡めまして、お話しします。

先日、またハッ(゚д゚)!!とすることがありました。

 

なにかというと

「いっと、にっと、さんと、しっと」

というカウントの取り方に出会いました。

僕のブログを真剣に読んで、なるほど、とか、また細かなことを、とか考えてくださってる方ならピンとくるのではないかと思います。

 

このカウントは、混ざってるんです。

何が混ざっているかというと、八分音符と十六分音符が。

細かすぎるかもしれませんが、リズムで混乱している人には、混乱の原因にもなるかもしれません。
十六分音符が苦手な人のヒントになるかもしれないので書きます。

 

「さんと」は、気をつけないと八分音符と感じてしまう場合があります。

じゃあどーすんのって話ですが、気をつけるなら、「いっと、にっと、さっと、しっと」というように統一した方が混乱は減るかもしれません。

「いととと、にととと、さととと、しととと」言いにくいですが、十六分音符を感じながらカウントとるとしたらまあこんな感じですよね。
「いっと、にっと、さっと、しっと」というカウントならば、↑のカウントに近く十六分音符をスムーズに感じることができると思います。

 

生徒さんがよく苦労するリズムとして、拍の頭が休符になっているリズムがあります。
八分休符、十六分休符で頭が欠けたリズムがあります。
こういった場合に、リズムがとりにくい、演奏しにくい、という理由の1つがここにあるかもしれません。

実際の楽譜を見ながらカウントをとってみると、ほほう、となるかもしれないので、譜例をだしておきます。

テンポは60でいきましょう。

4段目の3小節目、3拍目の十六分休符、いけましたかね?

 

うまくいけた方、もしかすると、1拍目の「いち」、2拍目の「にい」のテンポ感が、2段目を演奏したとき、カウントしたときと変化していませんか??
もしかすると、3拍目の「さん」のテンポ感と同じように十六分音符で一音節になるようにカウントしてませんか?

あ、これが悪いという訳ではないのです。

うまくできる人は、そのように調整して、カウントをとれるのです。だから○です!あなたは大丈夫!

 

気づいてほしいことは、苦手な人は、2段目のカウントの取り方で、4段目を演奏しようとしているかもしれない、ということなのです。

苦手な人は、「さん」ておもったら、もう時は流れてどこで音を出したらよいのか迷子になってしまっている可能性があります。
なので、「さっ」と思ってカウントをとることがヒントになるかもしれません。

テンポをあげて。80、100、112、と速度を速くして試してください。
どうなりましたか?

どのテンポによって、うまくできる、うまくできない、があるかもしれません。
そんな場合は、どんなテンポでもできるようになる練習をしましょう。

 

カウントの取り方で演奏のしやすさしにくさがあるので、要注意ですね。
カウントの数え方、初回の注目点も「さーん」でした。

どんな風に自然とカウントをしているかを知ることで、苦手の理由がわかるかもしれません。
無意識ほど怖いものはありません。

 

無意識でやりにくくしていることに気がつく。

意識してなおす。

意識してコントロールする。

|高い壁だけど、ここまで来たらこえられない壁ではない。|

無意識でコントロールする。

といったステップがとれるといいでしょう。

 

声に出してカウントをとるのを恥ずかしがる方もいます。

声を出してください。

唱譜、息継ぎのことにもつながりますので、ぜひカウントは声をだすことをおすすめします。

 

みなさんが、楽しく尺八を吹くヒントになるとうれしいです。

 

そして尺八の場合は、べつの問題が影響します。

それは、息継ぎです。

息継ぎのせいでリズムがとれなくなってしまう、リズムが苦手、になっている場合もあります。

次回から「息継ぎ」の面からリズムトレーニングを紹介してゆきます!

 

 

では、ごきげんよう。

 

 

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