大合奏曲が完成して子どもたちに渡してきたよ。

今日のお話はちょっと前置きが長いのでお付き合いくださいw

新潟市ジュニア邦楽合奏団という合奏団がございます。
新潟市が主催する子どもたちの和楽器合奏団なのです。
私、そこの指揮者と尺八講師をやらせていただいております。

すでに和楽器をやっている子どもたちが集まって合奏する、というのはあるかと思います。
ところが、新潟市ジュニア邦楽合奏団の子どもたちはこの合奏団に入ってはじめて和楽器を手にします。
まったくの初心者の状態から指導を受けて「和楽器による大合奏」を目的に子どもたちは技術を身につけてゆきます。

入団したばかりの団員が所属する単科教室。
楽器を始めて持った子どもたちが中心の初級合奏教室。
楽器を演奏することに、合奏することに少し慣れてきた中級合奏教室。
よりレベルのたかい演奏を目指す上級合奏教室。
それぞれのクラスに分かれてみんな一生懸命練習に取り組んでいます。

舞台のセッティングも自分たちで考え、自分たちで楽器を並べ、片付け・・・あ、これ和楽器の世界だと、けっこう珍しいことですw
てきぱきと舞台上のセッティングをする姿は、和楽器愛好家の方がジュニア邦楽のコンサートを見に来て感心されることの一つでもありますw

どんな曲を演奏しているかというと、作曲家の川崎絵都夫先生が合奏団のために作曲した委嘱曲(レベルに合わせてなんと7曲もあります。)だったり、「夏の一日」「冬の一日」「子どものための組曲」といった長沢勝俊先生の超有名作品だったり、吉崎克彦先生や水川寿也先生の定番の和楽器合奏曲などなどを演奏しています。

これらの作品を子どもたちだけでやっているということは、なかなかすごいことだなと指導者として関わっていながらも感心しています。

んーー、ここくらいまでが前置き?かなw

で、ですね。

これまでに僕も大合奏の曲を依頼もないのに勝手に何曲か書きましたw
今身に着けて欲しい技術を織り込んだり、既存の曲ではカバーできない部分が達成できる曲だったり、なによりいろんな曲で合奏を楽しんで欲しいと思っているので。

で、先日、新しく書いた曲の楽譜とデモ音源を子どもたちに渡してきました。

4ヶ月くらい期間、散歩したり、ゲームしたり、ごろごろしたり、しゃぶしゃぶ食べ放題をしながらアイディアをまとめた大合奏曲です。

初級・中級・上級のメンバーみんなで一緒に合奏できる全員合奏の曲として書きました。

テーマになっているのは日本の民謡や歌です。
全部の地域とはいきませんので、いくつかピックアップいたしました。

新潟で開催される国民文化祭をねらっていますw
東京オリンピック関連で使われることをねらっていますw

そんな風に子どもたちがいろんな場所でこの曲を演奏できる機会が増えたらいいなーと夢見ています。

まだ合奏練習も一回もしていないのに馬鹿みたいですが、僕はいい音楽になることを確信しています。
デモ音源をきいて、自分の音で演奏してみて、音源と一緒に練習して、わくわくしながら、最初の合奏練習に参加してほしいなぁ。

みんなが好きな一曲になるといいなぁ。

 

タイトルは「たみうたのおと」

 

初演は来年、3月31日(土)の新潟市ジュニア音楽教室スプリングコンサートです。

新潟市ジュニア音楽教室というのは、オーケストラ、合唱、邦楽の3教室のことで、この・・・長くなるのでやめますw

詳細は後日、チラシとともにまたこのブログや出演情報に記載いたします。
みなさん、ぜひ聴きにきてください。

 

ではごきげんよう。

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