前回のお話、無意識で息継ぎができている人は何ができているのか。
じつは、4拍吹け、といわれているのに、4拍ちゃんと伸ばしていないのです。
( ゚Д゚)
なんじゃそりゃ!
まじめな人ほど損しますね。
レッスン中、
「じゃあ、音出ししますね。一音ずつ、4拍でいきまーす。」
と僕は言っていますが、
僕も含め、生徒さんも、だれも4拍きっちり伸ばしていない。
4拍伸ばしているっぽく吹いて、つぎの1拍目に間に合うように息継ぎをして、また吹く。をやっているんです。
具体的にいうと、4拍伸ばしてくださーい!といっておきながら、3拍しか伸ばしていなかったり、3拍半しか伸ばしていないということなのです。
( ゚Д゚)
そんなん、詐欺やん!!
と思うかもしれませんが、「息継ぎを伴う音の長さ」これをしっかりと身に着けるためには必要なことなのです。
2拍のときも、ちょっと短いですし、
1拍のときも、一拍まるまる吹かずに、息継ぎをして、次の拍に間に合うように吹きなおすのです。
そして、それだけでなく、ちゃんと長さを守って吹いているときもあるんです。
息継ぎがともなう音のすべてを短く吹いているのではなく、その長さをちゃんと吹いている音もあるのです。
それは、次が「休符」の場合です。
これを無意識で行っています。いや意識的にかもしれませんが。
楽譜で少し具体的に解説します。
初めの「ロ」を吹いた後に、息継ぎを1回のみいれて吹きます。
ハチレはつなげて一息です。
(小節線があるところで息継ぎをする必要はありません。)
次の例です。
これくらいの簡単な楽譜だと、一息で吹くことを目指してしまいそうですが、音色の練習、リズムの練習、息継ぎの練習です。
ハの後の休符で1回、2小節目のレの後に1回、息継ぎを合計2回入れてください。
同じ長さの音符でも
「息継ぎを含む音の長さ」
「息継ぎを含まない音の長さ」
この2種類があることを知っておきましょう。
楽譜には休符だってあるし、息盗みの記号もある。フレーズだって守らないといけないから、息継ぎを勝手にするのはダメだ!!
って頭を固くしないほうがいいですよ。
初心者、中級者のときこそ、「いい音色で吹くこと」を優先して、息の流れ、スムーズな息継ぎを大切にして練習してください。
一息でつなげて吹く練習、フレーズをつなげる練習、に慌てて入ってもいいこと何もないです。
テンポ80ほどで、2拍、ないし、3拍以内のフレーズが最低限つなげることができれば十分です。
無理しない。
できることを、もっと、もっと、もっと、できるようにしていきましょう。
そしたら、できないことが、いつの間にかできるようになります。
ではごきげんよう。
ワンポイントアドバイス、文字では限度もあります。
もうちょっと詳しくって方は、ぜひレッスン受けに来てください。
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