音を出すには、息継ぎが必要です。
そして、リズムが苦手になる理由の一つに、
「息継ぎを含む音の長さ」
「息継ぎを含まない音の長さ」
息継ぎのしやすい場所で、息継ぎをして、吹く。
とても単純な考えです。
ですが、それをできないようにしてしまう要素があります。
「フレーズを意識して」
「もっとフレーズは長く」
「歌詞を意識して」
「歌うように」
という、「尺八を吹く」という基本を無視した(外野からの)アドバイス達。。。。
ええい、そんなもん、無視じやーーーーー!
自分の実力に合わせて、「いい音を鳴らす!」を最優先しましょ。
わがままに尺八吹こうぜ!
まずは、尺八の吹きやすさを優先した音楽にする!
もっと上手に尺八が吹けるひがきたら、ほかのことも考えた音楽をする!
ということです。
まずは、いい音、いい音色、を手に入れるのが大事ですから。
ああ、前置きが長いw
なにかあったん??
さて、譜面とともにどんな考えか見てゆきます。
なんか、聞き覚えあるメロディですが、
しっかり鳴らすこと、パクパクと吹くこと。
切り方、息継ぎの仕方の練習ですから、注意書きのように吹きますよ。
「う」「みはあ」「らーうー」「みー」
歌詞をみたらめちゃくちゃ変ですが、尺八は吹きやすいはずですw
「単語でまとめましょう。」とか「日本語の言葉の美しさが死んでしまいます。」とかのもっともらしい言葉しか言えない連中は無視です。
歌を歌っているのではなく、尺八を吹いているので、いいんです!
そんなこと聞いていたら、尺八の音色が死んでしまいますから。
こんなもの、2小節をノンブレスで吹かないと、歌詞、尺八の息継ぎのしやすさ、の両方が成立しないですから、そんなこと言っていたら、初心者、中級者にはかなり酷なことなんですよ。
さて、次のフレーズ。
歌詞に目をむけたら、
「む」「こーおー」「は」「さーどーよー」
です。
なぜ、「さーどーよー」を一息にするか。
これは、もう頑張るしかないからです。
吹きやすくするために切る場所がないからです。
ということは、「チ」のあとの息継ぎは必須なんです。
このように、切るところがない!場合には、絶対にやらなくてはいけない息継ぎ、が存在するということなのです。
これをうっかり、「チ」の後の息継ぎをしなかったら、ヘロヘロのなさけない、最後のロを吹くことになります。
それは、悲しいですよね。
さて、教則本では絶対につけない息ぬすみ、息継ぎの記号を書きました。
いい音で吹く状態を身に着けるための、ブツ切りで吹こう!のための楽譜です。
こんな風に、リズムをとりやすく、息継ぎをしやすく、ブツ切りにして吹いてみてください。
初心者、中級者のうちは大事な作業です。
無理して長く吹く練習をするから、長いフレーズが吹けるようになる。
という考えもあるかと思います。
否定はしません。
僕は、ブツ切りで、しっかり息を吸って、自分のレベルに合わせて、鳴らせる息の長さを十分につかって、吹ききる。という方法をお勧めします。
この方法をお勧めする指導者は、あまりいないかもしれません。
この方法がよくないから、この方法を指導しないのではありません。
(おそらく、検討も議論もされていないでしょう。ま。議論になっても意味がないかとおもいますが。)
指導する側は、あまりにも簡単にできてしまうからです。
出来ない人が出来ない理由がわからないのです。
出来てしまうから、できない人に簡単に無理をさせる。
出来ない人ができるようになるには、できることの積み重ねが大事です。
・リズムを体感すること。
・いい音で吹き続けること。
・息継ぎを含む音の長さを知ること。
・どれくらいの長さを充実した音色で吹けるか体感すること。
・初見でも吹けるようになる練習であること。
などなど。
成長に合わせた、ちょうどよい課題と、ステップを用意できれば、上達は早くなります。
丁寧に上達してゆきましょう。
なんかながいな。こだわってるな。
なにかあったん??
ではごきげんよう。
ではごきげんよう。
ワンポイントアドバイス、文字では限度もあります。
もうちょっと詳しくって方は、ぜひレッスン受けに来てください。
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