興味をもってもらう音楽を作る。演奏をする。「お正月」とはいわせないぞー!

僕は、和楽器でいろいろなテーマをもった音楽を受け止めてもらえるような曲を作って行きたいと思っています。

 

ワクワクしたり、そわそわするような音楽。

不安になったり、緊張するような音楽。

勇気がでたり、元気が出てくるような音楽。

恋をしたくなるような音楽。

切ない気持ちになるような音楽。

故郷を懐かしいと思う音楽。

などなど。

 

これまでの薫風之音のオリジナル曲を分類するともちろんこれらに当てはまりますし、それ以外のテーマもあります。
このテーマにそった感想や、自分の中で音楽を育ててくれた感想を言ってくれたとき、最高に幸せになります。

特に、テーマを話していなくても、

「元気がでてきました!」とか「今日一日を頑張るぞ!って力がでるんです。」とか「なんだかわからないけど、子どもの頃を思い出して涙がでてきました。」とかもう本当にうれしいんです。
Twitterでも、「今日は、薫風之音この曲にぴったりな気分」とか、今話題の刀剣乱舞のキャラクターの「誰それのテーマ曲になって脳内再生されてる!」とかも本当にうれしいんですよね。

そこには、和楽器はお正月、という思い込みでは聴いていないはずなんです。
音楽として聴いてもらっている。それがどんなにうれしいことか表現しきれません。

 

薫風之音の曲「月ノ雫」は実はラブソングです。
どんなに思いを込めてこのラブソングを演奏しても、「お正月」の言葉で片付けられたら、僕は悲しくてしかたありません。
三曲合奏では色恋テーマのものがいろいろありますが、江戸時代の文化とは遠く離れた場所委にる現代人にはそんな艶っぽくは聞こえないですから、聴いたら「お正月」って思うのは悲しいでしょ。

何かを想像したり、心を巡らせるのではなくて、ラベリングされたものとして「お正月」と考えた方が楽ですからね。

箏や尺八ってお正月のためだけの楽器じゃないことぐらい、みんなわかってますよ。
でも、世間の認識や需要はお正月のものなんです。

だからといって、1月にコンサートをやっても、通常より割高なコンサートになっても聴きに来ていただけるわけでもないですし、通常の値段のコンサートにも足を運んでくださるわけでもなく、無料のコンサートだったら、まあお正月だから無料だし、いいか、くらいの理由で天気がよければ聴きに来ていただけますよ。

その程度の価値なんです。

その価値があることは、ありがたいことです。なので、僕もありがたく演奏させていただきます。
ありがたいことだと思っているだけでは、先細ってゆくこと、その価値すらなくなってゆくことは目に見えています。
お正月の需要にはもちろん乗ります。
そのチャンスに感謝をして、興味を持っていただく、聴いていただいた方の心に引っかかるような、刺激を音楽を提供したいと考えています。

お正月のイベントでこんな感想をいただいたときがあります。

「ありきたりの和楽器演奏じゃなくて、音楽も衣装の新鮮で楽しかったわ。思わず足をとめて聴いちゃった!」

といのお言葉とともに「ご祝儀」までいただいたことがあります。
ご自身もお箏をされている方でした。そんな方が、わざわざ声をかけてくださって、お箏をされているのに、薫風之音のパフォーマンスを楽しんでくださって、「こうでなくちゃ!」といっていただいたのは本当に励みでした。
小さなお子様も足をとめて食い入るように聴いてくれていました。
お子さんには「お正月だから和楽器」という固定概念や思い込みはないので、なおさら、面白そうとおもったり、不思議におもったり、音楽が楽しかったり、したのかなと思います。
いべんとが終わった後、追っかけてきて「CD欲しいです!」って声をかけてくれたのはなおさらうれしかったなぁ。

固定概念や思い込みがあるうちは、逆に、有利になる面もあります。
それを超えた瞬間、それを壊した瞬間、その先が本当の勝負の世界が延々と広がっています。

なので、僕たちは、いつでも「聴きに行きたい!」と思っていただける、音楽とパフォーマンス、楽しいコンサートが提供できるように努力を怠らないように頑張ります。

 

ではごきげんよう。


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