自分の中にすんなりとはいるタイミング

レッスンしていて感じることがあります。

 

すんなりと生徒さんの中に入り込んで、できるようになる、動くようになる、には、3つのパターンがあるなと。

 

・話を聞くだけで、その場で実践できる場合。

・一旦落ち着いて、文字など文章で読んでみたら、自分のペースで実践できる場合。
(ただし、自分のために説明されていることも必要。)

・先生にいつもおなじことを言われているのに、別の人におなじことをいわれたら実践できた場合。

 

例えば、音の出し方などを、一緒に試しているときに、そのときのアドバイスやヒントがピンときて体がその通りに動かせる場合は、そのときに変化が起きます。

話は理解しているのですが、いまいち体が自由にうごかなくて、そのときにできない。
でも一度おちついて、同じ説明を文章でよんでみたら、ああ!となって変化が起きる。

先生がいつも指導している内容でも、別の人にいわれて、なるほど!とおもってできることもあります。
それは、いつも先生が下準備をしてくれていたからで、決してその瞬間にアドバイスをくれた方が凄いからじゃないです。
(たまに経験者の方への講師みたいなことをさせていただくことがあるのですが、いつも見てくださっている先生のいつものレッスンがあるからこそ起きる変化だなと思っています。)
これ、逆の立場のとき、僕はさみしくなっちゃうので、みなさんは、いつも指導してくださっている先生への感謝わすれないでくださいね。

 

新しい変化や、新しい刺激を生むために、時間がかかる場合があります。

レッスンのときというのは、一種の混乱状態になっている、と考えていてもいいかもしれません。

でも、そのままだと、もったいないですよね。
なので、レッスンのときが混乱状態なら、どうやって、いつ冷静に落とし込むか、その時間を無駄にしないかを考えてみましょう。

 

かつての僕を振り返ってみると、僕自身、先生のレッスンを受けている最中に、上手く変化したり、改善するというのは、なかなかなかったです。
(できないことが多い時代は、なおさらです。できることがふえてくると、少しずつその場での変化が増えていきました。)

家に帰って、一人で返してみたら、「なんで、これが、あのときにできなかったのだ!」と打ちひしがれることが多かったです。

レッスンは、頭から終わりまで全部録音していました。
家に帰ってからその録音を再生しながら、録音の先生の声を聴きながら、復習をしていました。

レッスンが1時間だったら、その1時間をまるまる。
2時間だったらその2時間をまるまる。

なんどか繰り返していました。

実際に音が出せなくても、録音したレッスンを聴きながらイメトレ。
東京と新潟の移動中にずーーーーっと聴いていました。

 

なので、レッスンをうけていて、ちょっと伸び悩んでいるなー。と思ったら、ご自分一人で過ごす練習の仕方を考えてみてください。

あらためて、教則本をゆっくり読んでみる。
以前と違った入り方で深い受け取りかたをして、今悩んでいることが解決する糸口になるかもしれません。

知っている知識をあらためて整理する。
音譜の読み方、名前、リズムなど知識として必要なものを改めて整理する。

レッスンの際に言われたことを客観的に何度も聞いてみる。
実際に楽器で、楽器が使えなければイメージトレーニングで。

 

先生とのレッスンは緊張したりして、思い通りに体が動かない場合も多くあります。

ぜひ、自分のことを客観視する、文章や文字で、改めて知識を入れてみる、という時間を作ってみてください。
先生とのレッスンを自分のペースで受け止める時間を作ってみてください。

 

僕も、そんな時間を取らなくても、生徒さんが上達できるように、指導のスキルをアップしてゆきます!!

 

ではごきげんよう。

 

【おしらせ】3月からあのバンドの尺八奏者さんの著書をテキストにした短期間の尺八講座を開講します。(ただし新潟市で講師は僕です)


ワンポイントアドバイス、文字では限度もあります。
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