和楽器は日本人にとって興味のない音楽をする楽器と認識される状態になってしまった。そうじゃないのにぃ!

日本人にとって興味のない音楽をする楽器になっていった。

これに気がついて目を覚まさないといけない。
都合が悪い人もいるかもしれませんね。

 

時代と乖離した、「伝統芸能」に固執するから、新しい人材が入らず、興味を生まず、固執したものと一緒に時代の流れから取り残されていったんです。
その結果、限られた、特定のものしか興味のないものになってしまって、楽器の生産数は減り続けているんです。

新規の参入は、新しい話題、時代と合ったもの、はやり、ミーハーな部分、ブームといったものが欠かせません。

 

つまり、「伝統芸能」を信じる人は、いまや多くの人たちが「伝統芸能」に興味がないことに気がついていない。

 

興味がない、わからない、という状態の人を、勉強不足だ、芸術に理解がないだ、本物を見分ける耳がないとか、見下して、自分が偉いとでも思いたいんでしょうかね。
自分が特別だとかおもいたいのなら、むしろ、相手にされていないんですから、むなしすぎますね。

 

興味のない人に興味を持たせることはとても大変です。

試しにどうですか?と「伝統芸能」に触れさせてみても、興味がないので、反応はいまいちでしょう。

触れる機会を多くする、興味を持つようにする、は解決策ではない。

 

むしろ、嫌いになる、嫌になる、機会を増やすだけです。

 

だって、ずーっとそうしてきたから、今、なんですよね。

 

現状のようになってしまった決定的な失敗ってあるんでしょうか?

僕は、ないと思うんです。

ないなら、日常に行い続けてきた進歩のない怠惰、時代に合わせての成長や変化をあざ笑って否定して生きた高慢、伝統こそが真実であり尊く永遠と思ってきた根拠のないプライド。
誰かに都合のいいように塗り固められた伝統。

大丈夫、大丈夫と偏った認識による、現実と向き合わなかった日々の積み重ね。

 

(僕がぶくぶく太っていくのとおんなじだな・・・)

 

売れるもの、人気の出るもの、ブームになるもの。

それらには、多くの人たち努力と苦労が存在します。
その結果それを支えるファンとか支持者とか愛好家が生まれるんです。

和楽器だってそういう時代があった。
ファンだって、支持者だって、愛好家だって当然いた。

新しい人が増えない理由、若者が入ってこない理由、いろいろあります。

今まで、やってきたことを分析して(ま、分析しなくてもいいかもしれませんが)それらとは違う行動、方針をとれば、すくなくとも今までとは違う結果を生むとは考えられませんか?

 

伝統に執着してきた結果、大衆を無視してきた。
大衆の楽しみとして箏・尺八・三味線を解放しましょう。

 

それで和楽器です。日本の楽器です。

ある1つの時代の価値観の音楽をたたえるだけの楽器ではないです。
そんな役目に閉じ込めないでほしい。

 

僕は、僕の好きな音楽(ポップスもゲーム音楽もアニソンも)を、僕の好きな楽器で、演奏する。というのがとても楽しいです。
自分の思いや願い、心に浮かぶメロディを、自分の好きな楽器で、自分の国の楽器で表現するのが一番説得力があると思ってオリジナル曲を演奏します。
そのオリジナル曲を、音楽を、好きだなと思ってくれた方は、和楽器で演奏もしてくれるし、それとは別にその人の得意な、好きな楽器で演奏をしてくれる。
めちゃくちゃうれしいです。

 

楽器の生産数の減少、という記事。

これを発表することは、今までの和楽器業界のあり方に、1つの問いを突きつけるもの、だと僕は思っています。

だから、じり貧のこんな状況で、ようやく発表した。

この問いの答えには、さまざまな影響がでます。
賢い人間が少しでも考えれば、どうすべきか、どうしなければいけないかに気がつくからです。
答えは1つじゃないにしても、誰かにとっては不都合な答え、価値観の崩壊、隠していたウソ、が見つかってしまうかも知れません。

そこで、今までのやり方に問題があり、どうやって変えて行くか、時代にあわせる、ニーズに合わせる、様々にある趣味や娯楽に負けないようにするには。。。

とかんがえること、真剣に向き合うことは、大切にしてきた価値観の変化かも知れないし、否定かも知れない。

なにより、新しい変化を否定して、伝統を守ることが正しいと、愛好家の人たちや、真剣に取り組んでき人たちのプライドを育ててきたことは、そんな人たちを騙してきたという結果にもなりかねない。

 

これまで、いろいろな影響を恐れて、変化や成長、業界の見直しに取り組むことに真摯に向かい合えなかった。

 

この記事、この内容、をどう受け止めて、どう考えて、あわせて、わかりきっていたことをなぜ発表したのか。

そこまで考えないと、意味のない記事だなと僕は思います。

 

和楽器というのは、メニュー表に並んでいない、たとえメニュー表に並んでいても無意識に選択肢の中から外されているのです。
どうやって、その選択肢の中に戻るか、せめて選択肢の中に入るにはどうしたらよいかを考えることが僕の活動の根本にあったと思います。

コツコツと僕はやっていくだけです。
僕たちの信念をもって。

 

うん、ちょっと痩せよう!
体重計にのって現実と向き合うか。

 

ではごきげんよう。

 

 

そんな考えの僕が、初心者対象の講座を開きます。
和楽器バンドがきっかけで尺八に興味を持った方には最適かもしれません。
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