一つ一つの動作が組み合わさって、生まれる効率的な動作。

自然な吹奏状態なのに、わざわざ細かく書いてややこしくしているんじゃないかと思っております。

悩まない人は、別にいいんですよ。

それで。

 

でも。

でも。

 

何かうまくいっていないことがあって、悩んでいたり、

なんの手がかりもなくて、迷っているひと、

あと一歩、あと一歩の何かがモヤモヤしているひと

にとって、足りないなにかが埋まるような、手がかりになればとおもって下ります。

 

当たり前の感覚過ぎて言語化しないことかもしれません。

でも、出来ない人がいるってことは、当たり前じゃないし、伝えることを諦めちゃいけないわけで。

 

そんな話をしております。

何の話をしているか全くわからない人は、ちょっと戻っていただいて前の記事から読んでいただきたいです。

吹奏中のちょっと意味不明かもしれない感覚を話します。大変申し訳ないのですがついてきてください。

それでも、なんだろ、っておもったら、もう少し戻って読んでみてください。
ちょっとずつ埋まってゆきますので。

 

思いもしないこと、考えもしないことを、読んで実践するってとっても大変なことだと思います。

どうしても、自分のやりたいこと、やりかたに引き寄せられるので。

そんななかで、おもいもしないこと、やらないことだからこそ、習慣化してしまったこと、思い込んでいることがリセットされる可能性があります。

そこめざして頑張って欲しいなと思います。

 

前回は、ブレスと音の立ち上がりに動作を伴う、ということを書きました。

こういったのは、一つ一つだと良く分からないことかも知れませんが、それらが連動したときに大きな成果、出来なかったことが急に出来る、ようになります。

一つ一つだとできるのに、連続すると、連動するとできない、こともあります。

それは、一つ一つの動作の組み合わせとしてやっていないからという場合があります。
きちんと複合させていない。

たとえばそれは、単独だと一息で8拍伸ばせるのに、跳躍する二つの音を一息で4拍ずつ吹く、としたら上手く出来ない。とかですね。
これも、上の方で紹介した記事で書いているので、読んでみてきてください。

 

今回、取り上げる一つの動作は、

始めから終わりまで同じ音量、音質で丸太のように吹く。

です。

 

あれ、これは結構いつもいっていますよね。

 

そう、長く伸ばすこと、ロングトーンにこだわるのではなく、短い長さでいいです。

テンポ80などで、2拍、3拍とかでもいいです。
長くても4拍。

その間は、丸太のような音を初めから終わりまで、バシッと出して、バシッと終わらせる。

 

これですね。

 

実はこれが、今回の動作のスタート段階です。

これが出来ることが必須条件です。

 

 

では、いよいよ、次のステップです。

 

それは、

 

音の終わりで大きな音にする。

 

です。

 

いわゆる、クレッシェンドですね。

また、いいかえれば、吹奏感の充実度をより高めていく。という感覚かもしれません。

それは、唇をしめてえられるのではなく、音量を大きくしたいので、むしろ少し若干、唇は息の流れで押し広げられるかも知れません。

誤解を恐れずにいえば、横隔膜の緊張をより保持して、体の中の動作、腹筋の押し込みを増す、という形ですね。

 

これができると、結果的には、安定したデクレッシェンド、ピアノへの切り替え、などにつながります。

 

良くないピアノ、デクレッシェンドは、音質が変わる、不安定、音が延びない。

ピアノにして、息を使わないようにするはずなのに、なぜか、音が伸びずに短くなってしまう。

これは、体の使い方が良くないからですね。

充実した吹奏感を保つことが出来なくなってしまった。
バランスが崩れてしまったわけですね。

でも多分、初めから、ピアノを吹こうと思ったら、安定した状態で出来るはずなんですよね。

 

スムーズな移行が難しい。

それを実現するための練習方法になるのです。

 

 

音を大きくする、という練習と合わせて、実践して欲しいのが、

次の音に変わるときに音を大きくして移る。

これですね。

音出しのときでもいいです。

これを練習するためにやってもいいです。

例えば、レチとつなげるときに、レを移り変わるときにぐぐっと音を大きくしてチに入る、ということです。

ししおどし、に水が満ちるように、水が満ちてコン!っと音が出るときに次の音に変わるイメージです。

 

 

もうここまで出来るようになっていたら、ほぼほぼ、吹きながら吸っている、といったことを実感しつつあるとおもいます。

 

一つ一つの動作を組み合わせてみるわけです。

 

発音の瞬間にやっている動作を、吹きながらやってみる。

実際には息を吸わないのに、音を伸ばして、次の音に変わる瞬間に、アクションだけやる。

それだけで、体は息を吸ったときの動きをやってくれます。

 

さて、どうでしょう。

「音を出しながら、吹きながら、

音が切り替わる、音量が切り替わるタイミングで

息を吸う感覚を作る、動作をする」

ちょっと意味不明だったことが、すこし出来そうなことに思えてきましたよね。

 

というか、こういったことって、日常動作でも自然にやっている動作だったりします。

 

それが、声、歌、だったりするわけです。

 

尺八を吹くのに適した動作をもうすでに知っているのに、

「尺八を吹く」と思った瞬間に、尺八を吹くのに適さない動作をしてしまう。

 

吹く。

 

尺八を吹く動作、あなたの思っている吹く動作と大きく違うかもしれません。

でも、特別なことではありませんよ。

知っていること、もう出来ることなんです。

 

 

 

 

では、ごきげんよう。

 

※今日のごはん写真

詳しく書きすぎることが良いか悪いか悩みます。
誤解もあるだろうし、勘違いもうまれるし、特別なことのように思われてしまう気がしています。

くれぐれも言いますが、特殊で、特別な動作ではないです。

別の場面では、当たり前のように使っている動作なんです。

でも、尺八を吹くときにつかっていない、使おうとしていない、って状態なんです。

気がつくと、それがわかると、それをもっと拡張、拡大していくにはどうしていくかが、はっきりとわかっていくはずなんです。

だから、自然に、楽に、という言葉が重要な言葉になっていきます。

 

 

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