尺八に関する「初心者あるある」は「上級者ないない」なので、なんとかしよう。

初心者あるある。

それは、

上級者ないない。

です。

 

初心者あるある、これは、初心者のみなさんがついついやっちゃう動作ということです。

 

教わっていることでも、教則本にかいてあることでもないのに、なぜか共通してやってしまう。

 

本当にふしぎですね。

 

習ってもいない、教則本に書いてあるわけでもない、それなのに、共通してみられる動作が存在する。。。

ついついやってしまうんでしょうね。
そしてそれが正しい動作だとおもってしまうのがもっとも危険です。

初心者の内は仕方がない。

という言葉は良くないですね。
段階において効果的なアドバイス、修正をしなければいけません。

独学者の方は、特に注意してください。

客観的に指摘してくれる人がいません。

 

これを続けていれば、きっとうまくなる。

 

と思い込みやすい状態です。

 

上級者はやっていないけど、これがいつか上級者のような動作に変わるんだ。

 

と幸せな夢想をいだいてしまいます。

これは、不幸な現実のはじまりです。

 

「初心者あるある」は「上級者ないない」です。

 

初心者で、始めたばかりの人の吹き方をよく見る。

自分と同じような吹き方の初心者の人がたくさんいる。

それを、初心者あるあるだ、と安心してしまってはいけません。

 

それは、初心者が共通して持つ課題なのです。

 

 

少しだけ具体的に

 

・尺八吹いていると、息が足りなくなる。

・苦しくてしんどくなる。

・肺活量が必要。

 

こういった言葉たち。

上級者は言いません。

慣れているから、訓練したから、ではありません。

 

初心者は違う動作をしているからです。

違う視点で問題解決をしているから苦しくてしんどくて・・・なのです。

 

 

ちょっと違う段階に進んでも同じです。

 

・演奏していると手が痛くなる。

・唇の筋肉がバテてくる。

・体の中に息がのこっているのに音にならなくなる。

 

これ、あるあるだと思います。

でも、上級者は多分こんな風には感じていないはずです。

 

これらの問題が起きやすい動作を採用しているからそうなる。

これらを解決する動作があるはずだ、

と思って取り組むか、

慣れればいつか平気になる、

と思って続けるか。

 

これはとても大きな違いです。

 

これらの問題が起きない人達は、違う視点、違う観点で動作を行っているので、これらの問題が起きにくいです。

 

もっと言えば

 

・音が出にくい

 

はい、音が出にくい吹き方をしていればそうです。

そりゃ出にくいです。

 

上級者は、音が出にくい状態を上手くコントロール出来るから、音が出やすいのでしょうか?

 

違います。

音が出やすい動作をしているんです。

 

音が出にくい吹き方を使いこなして音を出やすくしているわけではありません。

 

 

上手くなる、上達する、出来るようになる、というのは、じっくり、じわじわ、という変化ではなく、急激な変化です。

 

全く違う動作をするから、急激に変化するわけです。

 

基礎、土台、といったものが大事だとよく言われます。

基礎、土台をどのように見て、なんだと捉えているか。

 

上級者や、プロは、なにを基礎だと捉えているか。

 

基礎や土台はそれだけで完成していなければいけないと僕は考えます。

基礎、土台となる音作り、吹き方。

 

その動作を発見する、気がつく段階の練習。

このときに必要なモノは、反復練習ではありません。

 

仮説と検証です。

 

反復練習にはいるタイミングは、基礎と土台ができてからです。

 

まずは、スタート地点にたつこと。

スポーツにたとえるならば、ウィーミングアップ、準備運動、ルールの理解。
スタート地点に立つにはそれがとても大事です。

ところが尺八ではこれをゴールだと思っている方もいます。

 

尺八の音を出す手応えに関して、僕はハードル走にたとえることがあります。

この話はまたいつかしたいと思います。

 

 

「初心者あるある」だけど「上級者ないない」

教わっても、教えられてもいないのに、起こってしまう共通の問題点。

 

こういったものにちゃんと目を向けて、それを直すこと、修正すること、はとても大事です。

 

具体的な例を取り上げてまた話します。

ついついやってしまっている動作が、尺八を吹く難易度を上げています。

 

ついやっていしまう動作だからこそ、やらないように、やる動作を理解しなければいけません。

無意識にやってしまうことほど怖い物はありません。

 

無意識に勝つには、さらなる無意識、習慣化などによるものです。

初心者あるあるの動作を、やりたくなくなるほどの、満足度を得られる動作があることを経験をしてください。

 

だからこそ、僕は、楽であること、いい音が出ること、といった基準を設けています。

楽であることも、いい音が出ることも自分にとっては「快」であるからです。

 

気がつくと、めっちゃ楽になります。
のびのびと吹ける様になります。

 

どうやら、そうなる方法があるらしいぞ、とおもって、それを探すことをしましょう。

それがもっも大事な段階の人達が初心者、中級者です。

 

テーマは、もっと楽に実現出来る方法はないか???です。

今でた音を、

今出た音程を、

今出た音量を、

今つながったフレーズを、

もっと楽に実現出来る動作はないか検証する。

 

とても重要な視点です。

 

 

 

初心者も上級者も共通する「尺八あるある」は、

 

歌口キャップが行方不明になりがち。

 

これです。

 

 

では、ごきげんよう。

 

※今日のごはん写真

僕は、昔そこそこ吹ける自信がありました。
上手な方だと思っていました。

でも、そんなこと全然なかったんです。
僕自身、「そこそこ吹ける人あるある」にまみれていたんです。

上手な人、プロがやっていることとは全然違う動作をしていたのです。

難しい方法、困難な方法で尺八を吹こうと、コントロールしようとしていました。

楽に吹くこと、を基準に動作を変えていきました。
その結果、今の僕になりました。

 

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