僕が尺八を吹くときに気をつけていること、だいたい15個くらい一覧!

尺八の吹き方の参考のために

 

尺八は吹くのが難しいといわれていますが、本当にそうでしょうか?

実はもっと効率良く、わかりやすく音が出る尺八の吹き方があるかもしれません。

 

これから尺八をはじめようと思っている方

今現在、尺八を吹いている方

にとって、

 

僕のワンポイントが新しい発見や、尺八の吹き方のヒントになるかもしれません。

 

さて、ざっくりと今僕がどうやって吹いているか書き出します。
これらが連動してお互い影響しあって僕は吹いています。

まえのブログでは大体15個ぐらいといってたのですが、18個ですね。
多分もっと考えていることや自然にやってしまっていることもたくさんあると思います。
全部書くととまらなくなってしまうので、まずはこのあたり。

自分の音がガラッと変わったことや、生徒の音がガラッと変わったことを中心に書きます。

これは、演奏や表現といったことは無視しています。
基礎作り、土台作り、「基準となる音」を作るためのポイントです。

 

さあ、いってみよ!

 

尺八を吹くときに気をつけているポイント

1.下唇と歌口がしっかりとくっつくように。

2.上唇を閉じるとすぐに音がでるように。

3.息が勝手に音になってくれる。

4.唇は横に引かない。極端に口角の位置を変化させず、通常時と同じ位置に留まるように。

5.ベロはできるだけ下において、息をすったときの自然な動きにあわせてベロの根元が下がった状態をキープ。

6.口の中は広く、大きく。

7.息をすって高くなった胸は、吹いているときも高さをキープ。そのため吹いている間は、お腹は自然に凹んでゆく。
(腹式呼吸・胸式呼吸という言葉、考え方で落とし込もうとすると、思い込みや、異なる知識で解釈しようとしてしまい、現象を純粋に見たり感じたり出来なくなるので、その言葉は使いません。)

8.いい声を出して伸ばしている状態と同じ感覚を優先。

9.乙音、甲音という2段階では分けずに、音は全て繋がっていると考える。

10.メリカリの動作は蓋の開け閉め。

11.カリの動作は原則的に横軸。

12.ブレスは口

13.フォルテもピアノも同じ感覚が成立しているように吹く。
(ピアノとフォルテでの音色の変化は最小限に抑える。)

14.首という部分の存在は忘れる。背骨という大きなユニットを意識。

15.運指は指の根元から大きく動かし、力強く閉じる。

16.半音(都山)メリ音(琴古)の運指は、4分の1空ける、ではなく4分の3閉じる、と考える。

17.いい音がでている気持ちよさと吹きやすい状態を優先。よい音が出ているときはとても気持ちよく吹ける。

18.息の流れや空気が振動して音がでていることを体の感覚で探り、自分なりに具体的なイメージとして描く。

 

そうそう!って思う人もいれば、はぁ!って思う人もいるでしょう。

えー、とおもいながらも自分なりに試してみて、ガラッと変化が起きる人もいるかもしれませんし、なにも変わらない人もいるでしょう。

大事なのは今の自分の状態はどうなっているかをしっかり探ることです。

先生についている方は、先生の言葉にしっかりと耳を傾けて何を意味しているか、どうするとそうなるかを探ることです。
もしかすると先生の言葉の目的とおなじ目的を達成するための違うアプローチがここにあるかもしれません。

独習されている方にとっては、教則本とは違うアプローチがあるかもしれません。
教則本は一人一人の状態に合わせて、内容が書き換わることはありません。

尺八を吹いているうちに知らず知らず変化している自分の状態にも探りをいれてみてください。

闇雲にくりかえすのではなく、探ること、感じること、がとても大切です。

 

次回から一つ一つのポイントだったり、思いついたことだったり、少しずつ詳しく書いてゆきます。

なにについてかこうかなー。

もし、要望があったらツイッターや問い合わせにお気軽にどうぞー。

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