尺八と肺活量
尺八を演奏していると、こんな風に声をかけられることがあります。
(*^-^)「肺活量、すごそうですよね!からだ大きいし!」
尺八の体験のときにこんな風にいう方もいますね。
(*^-^)「肺活量ないから音でないかもー」
そんなときの撲は、
(゚ー゚)むむむ
なわけです。
「肺活量ふつうですよー。ただ太ってるだけですー。」とか
「肺活量はひつようないですよー」とか
「ほとんど関係ないですが、最後の最後、最終的な個性としては差があるかもしれませんねー」とかいいます。
でも、今度はその言葉を聴いた方が、
(゚ー゚)むむむ
って感じの雰囲気になっちゃいます。
尺八は肺活量が必要、肺活量で音がでる、と思い込んでいる場合、期待はずれの回答だからですね。
受け入れたくないのです。
肺活量がなくてもいいのです。
どうして、肺活量は必要ない、ということを素直に受け入れられないのでしょうか。
これは、尺八を吹いていらっしゃる方の中にもあるのではないかと思います。
肺活量で音をだそうとするから、変な現象が起こる。
よい音がでる状態を崩してしまう。
思い込み、というのは怖いものです。
からだまでそのように動かしてしまうものですから。
肺活量はいりません。
肺活量があっても音はでません。
肺活量があってもいい音色にはなりません。
まったく別の要素が必要となります。
肺活量
肺活量
肺活量
ド━━━(゚ロ゚;)━━ン!!
とおもっている間は、そのまったく別の要素に気がつくことができません。
からだも素直に反応してくれません。
尺八に肺活量はいらない。
リコーダーを吹くときに肺活量が必要だと思いますか?
肺活量がないとリコーダーの音が出ない!と考える人はすくないでしょう。
私は!リコーダーを!吹いているんじゃない!!
尺八を吹くんだからリコーダーとは違う!
肺活量で音がでるし、いるはずだーーー( ゚Д゚)ーーーー!!!!!
は思い込みです。いりません。
リコーダーの場合、息が余りすぎると、途中で息を捨てるためにわざと残っている息を吐き出したりもします。
僕の場合、尺八を吹いているときでも、フレーズやリズムを優先すれば、息が余っていても、どんどん切って、吹きなおします。
延々とつなげて吹くのは意味がありません。
これは譜面が読めない→リズムが苦手という方の原因にもなっています。
(※このリズムが苦手という方の練習方法も後日紹介します。いつになるかは未定。)
ずーっと言っていますが、子どものころに吹いたリコーダー、アルトリコーダーを吹いた息で充分!
尺八は簡単に音が出ます。
吹き過ぎてもだめですが、吹かなすぎてもだめですよ。
一定の息の量を保つことができればよいのです。
リコーダーを吹いて音が出る息で充分です。
イメージするのは、これであり、
この状況を作ることです。
強く吹いたら、リコーダーだって変な音しますよね。
弱すぎたら、リコーダーだって音でませんよね。
ちょうどいいところを探って見てくださいね。
前回の当てる位置のポイント、指を使った下唇の感覚を敏感にする運動、そして、下唇と顎で蓋をして、実際に尺八を当てて音を出す、という流れを動画にしました。
まずは、基本的な音を出すこと、がスタートです。
音が簡単に出ることがわかれば、音量、音程、音色を変化させる方法もおのずと理解できるようになります。
簡単に音が出る状態を理解してから、尺八の技術、を身につけます。
混同してしまうと、音を出すことすら難しくなってしまいます。
いいですか、みなさん。
尺八は簡単に音がでます(*゚▽゚)ノ
みんなで尺八を楽しみましょー。
ではごきげんよう。