理想を掲げるのは「当たり前」。大事なのは、その「設計図」があるかどうか。

https://kujira.office-isana.jp/blog/20260309/

前回のこのブログを見ただけだと、もしかすると勘違いする人もいるかも知れませんので、補足します。

 

「高い理想を掲げるな」と言っているわけではありません。
理想を掲げるのは、大前提。

大事なのは、そこへ至るための「実現可能な設計図(ロードマップ)」が作れているかどうか、です。

一番やってはいけないのは、高い理想だけを掲げ、そこへ登るための「具体的なステップ」を提示しない指導やレッスンです。

「エベレストに登れ」と叫ぶだけの指導者

想像してみてください。
あなたが登山初心者だとして、目の前の指導者にこう言われたらどう思いますか?

「エベレストに登れ!」
「がんばれ!もっとがんばれ!なぜまだ登れないんだ!」

……きっと「この人、ポンコツだな」と気づくはずです。

たとえその指導者が、過去にエベレスト登頂を成し遂げた偉大な登山家だったとしても、です。
本当に信頼できるのは、エベレストの高さだけを語る人ではなく、こう言ってくれる人ではないでしょうか。

「まずは、必要な道具を揃えましょう」

「基礎的な体力をつけるトレーニングから始めましょう」

「まずは近くの小さな山から攻略していきましょう」

「10年かけて、一緒に実現しましょう」

この段取りを組める人の方が、圧倒的に信頼できるし、実現の可能性が見えますよね。

 

「楽器は命に関わらない」……本当ですか?

「いやいや、エベレストと楽器を一緒にするなよ。楽器は命に関わらないだろ」と思う人もいるかもしれません。

……お前、楽器をなめてんな。

と言いたくなります。

無謀な理想を押し付けられ、実現できない自分を責め続け、心が病んでしまうことだってあるんです。
人生の大切な時間を預かっている以上、指導者の「無策」は罪です。

いや、べつに専門家になるわけじゃないし、趣味として、気軽に、楽しく取り組みたいわけで、、、という人ならなおさらです。
だからこそ、一歩も前に進まない指導で道に迷うよりも、小さなチェックポイントを一つずつ制覇しながら、着実にゴールへ向かうレッスンの方が、よっぽど楽しいはずです。

 

その指導、別のことに置き換えてみてください

自分の今の状況が適切なのか、受けている指導が正しいのか。
渦中にいると、なかなか判断がつかないかもしれません。

そんな時は、一度「楽器以外のこと」に置き換えて考えてみてください。
料理でも、スポーツでも、仕事でも。

「あれ、これっておかしくない?」と少しでも違和感を覚えたら……。
なんなら、僕に相談してみてください。

ではごきげんよう。

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