「尺八は難しい」は業界の怠慢だ。――アフォーダンス理論が暴く、メソッドの欠陥。

アフォーダンス理論。

尺八業界でこの言葉を持ち出した吹奏解説は、他にはないのではないかと思っております。

できない、ではなく、してしまう、という視点の切り替えが大事です。
出来ない原因が、学習者以外にあること、この大前提の感覚を持てるかどうかなのです。

メソッドを疑うこと、できるようになるを疑うこと、

尺八は音が出すのは難しい。を覆すことは出来ません。
そもそも、何百年も歴史があるのに、尺八は音が出すのは難しい、と当たり前のようにいっていることすら情けないとおもいます。

これは、怠慢だと思ったほうが良い。
もしくは、傲慢、

音が出にくいと言う現状は、メソッドの明らかな欠陥です。

「欠陥」を受け入れている業界ってどうなんでしょうね。
言葉を選ばず、そして悪意すら持って言うとしたら、指導者の言語化の放棄、あるいは「音を出せる自分」を守るための選民意識ではないか。

楽器の修正や改良にともなって、メソッドも改善、改革、刷新する必要があります。

だれもが、既存のメソッドにのっとって解説をすすめていくのならば、僕は違う方法をとります。

 

それが「尺八ワンポイント講座」なんです。

 

尺八は「楽器だから吹けば音が出る。」というアフォーダンス理論以前の前提

さて、まず大前提として考えなければいけないこと。
アフォーダンス理論の話をしているのですが、それ以前の話になってしまいます。

尺八は、楽器だから吹けば音が出る。という考え方です。

もしかしたら、楽器だから、というアフォーダンスかもしれません。
まずは、そこから設計し直さないと、尺八は音が出にくい楽器のままですね。

 

ここを理解してもらうことが一番大変かも知れないです。
まさに思いもしないことで、思いもしないまま、音をだしている、音が出ている人がが圧倒的多数だから。

ですが、ここさえ、間違えなければ、尺八のアフォーダンスすら発生しないんです。

 

吹けば音が出る、から、音を出す構造を作るに変える

尺八は吹いても音が出ない。

なぜでしょう。

尺八単体では音が出る構造にはなっていなくて、吹奏者の下唇と楽器が合わさって、音の出る穴、が出来上がって音が出るようになるからです。

 

まあ、普通の楽器というか、なにも考えなければ、吹いて音を出す、吹けば音が出る、というのが楽器ですよ。
一般の人が考えれば。

でも、それでうまくいっていれば、尺八は音が出にくい楽器、ではないですよね。
一般の人が考える理由で、音が出るわけですから、出ない結果になるとしたら、その理由は間違いですよね。
アフォーダンスに従って結果がでないから、そこに正しい知識やアプローチ、つまりメソッドが必要になるのです。

で、「尺八ワンポイント講座」くじら理論において大事なのが、音の出る穴をつくる。つまり、息だまりをつくることです。

 

スタート地点を変えれば、体は勝手に動き出す

「尺八と奏者が一体になって、初めて一つの楽器になる」

この意識に切り替わった瞬間、そこから誘発される動作(アフォーダンス)もガラリと変わります。
尺八と下唇で音の出る穴を作る、という正しいスタート地点に立つ。

そうすれば、アフォーダンスに従うだけで、驚くほど楽に演奏できるようになるのです。

……とはいえ、尺八そのものが放つ「間違った動作への誘惑」は、想像以上に強力です。
尺八の見た目の印象から本能的に引き出される動きあるので、尺八の構造を利用して「尺八を吹く動作」を説明されても受け入れがたいと思います。

ですが、スタート地点が「尺八と奏者が一体になって音を作る。」にかわれれば、アフォーダンスもかわります。
アフォーダンスにしたがえばとても楽に演奏出来るようになります。

 

大分長くなってしまったので、今日はここだけにします。

誤ったアフォーダンス、罠になってしまう尺八の見た目を、次回詳しくお話しします。

 

では、ごきげんよう。

 

 

◆東京で「尺八ワンポイント講座」出張レッスンを開催します!
2026年3月7日(土)、4月4日(土)です。

詳しくは、
https://kujira.office-isana.jp/info/20260307/

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みなさまのご参加をお待ちしています。

 

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