尺八の当て方
尺八を当てる位置問題。
これは永遠の問題です。
永遠の問題かもしれませんが、これにしっかりと向き合っていくべきです。
問題解決のためにいくつかの障害もあります。
それをしっかりと乗り越えてゆけば、尺八の音が簡単にでる扉が開くはずです。
たくさんの人に尺八の音は簡単にでるという体験をしてもらいたいので、ワタクシの考え書きます。
(大げさに言ってます。冗談半分ですが真剣です。)
さて、ブログタイトルの「顎のくぼみは尺八を置くために神が人間に与えた場所なのか!?」という提示です。
顎のくぼみ、どこでしょ?
大体この辺ですね。
人によって骨格も異なりますので、当然、大体このあたりという表現になりますね。
下唇のした辺りに、あるくぼみです。
尺八が当てやすそうで、おきやすそうなくぼみですよね(゚ー゚*)
しかーーーし!
人によって骨格が違うくぼみを基準としていいものでしょうか!?
ド━━━(゚ロ゚;)━━ン!!
神は人間の体に尺八を吹きやすくするためのくぼみを創りたもうたのか!!
ガ━━(;゚Д゚)━━ン!!
ならば全人類は尺八を吹く宿命(さだめ)のもと生まれてきたのですよ!
(゚ロ゚;)エェッ!?
ん、なわけないですよね(*^-^)
(゚ー゚)(。_。)(゚-゚)(。_。)ウンウン
人によって骨格も違います。なので、そんな顎のくぼみを基準にしてはいけません。
従いまして、ブログタイトル「顎のくぼみは尺八を置くために神が人間に与えた場所なのか!?」の答えは、「バカ言うな」というところです。
神は、顎のくぼみという悪魔のささやきに引っかからず、我々に、よりよい音色で尺八を吹くために乗り越えよという試練を与えたのです。
ド━━━(゚ロ゚;)━━ン!!
音の出やすい状態を目指し、いい音色、よい音楽、を作るために、顎のくぼみを乗り越えて来い!ということですね。
獅子はわが子を谷に突き落とし、這い上がってきた者のみを育てるといいます。
尺八も顎のくぼみに「尺八置くと当てる位置考えるのも楽だし、持っているのが楽じゃん」という谷を這い上がってきた者のみがよい音色を手に入れられる(かもしれない)のです。
ただやはり、いろいろな原因により、顎のくぼみが重要な場所のようになってしまっているかもしれません。
その原因が3つ考えられます。
・楽器の場所の名称「顎アタリ」が存在する。
・その「顎アタリ」が角(かど)になっているので刺激として認知しやすい。
・そういったほうが説明が簡単。
「顎アタリ」はこちらです。尺八を横から見た写真です。
「尺八の顎アタリをご自分の唇の下あたりにあるくぼみにつけます。」
尺八に名称がついているし、下唇の下にはくぼみがあるし、角の刺激で触っていることも実感しやすいし、ラップとしても韻も踏んでいるし、説明しやすい文章ですね。
だがしかーし、いいやすい文章だからといって、尺八の音が出やすい状態を説明しているかというとそうではないです。
この文章では、乱暴です。
急いでいるとき、どうでもいいとき、以外は、なるべく使わないようにしたほうがいいでしょう。
じゃあ、どうすんねん!!(゚ロ゚;)
ということで、丁寧に説明する時間があるときは、こんな風に考えるといいですよというものを紹介します。
未経験、初心者の方はもちろん、中級者の方も改めて確認してみてはいかがでしょうか?というお話です。
次回は、「音の出しやすい状態を作るための尺八の当てる場所の考え方」を詳しく説明してゆきます。
一貫して大事なのは、
音が出やすい構造に創られているリーコーダーを再現することです。
ではごきげんよう。