手段と目的の話です。
自分が上達するために練習している曲、これは人に聴かせる目的で練習していないので、人に聴かせるものではありません。
先生がそのときに必要な技術を得て欲しい、習熟度に応じて学んで欲しい、と選んだ曲です。
なので、得て欲しい技術、課題を経験して、少しでも学ぶことができたら、目的は達成されています
インプットの練習です。
ですが、それは人に聴かせるものではないのです。
人に聴かせる目的で選んだ曲、これはとても気をつけなければいけません。
簡単、すぐ弾ける、からといって、なめて練習してはいけません。自分のために弾いているのではないです。
他人に聴いてもらって目的が達成されます。
ポジティブに感じてもらいたい、という欲求があるなら、もっと頑張らなくてはいけません。
人に聴いてもらいたいという目的を達成するために練習をしなければ意味がありません。
アウトプットするための練習です。
自分のための練習と聴いてもらう人のための練習は、明確に違いがあります。
練習した曲すべてが、人に聴いてもらえるレベルに達したと思うのは危険です。
人に聴いてもらって、ポジティブな印象や感想を持ってもらうためには、そのためのさらなる練習が必要です。
先生についているかたは、生徒のみなさんは、先生に人に聴いてもらうという目的があること告げて、改めてレッスンをしてもらいましょう。
独学の方は、録音をしたり、撮影をして、客観的に自分の演奏を見直してみましょう。
・練習の成果を発表する。
インプットした練習の成果を聴いてもらう。
・他人に演奏を聴いてもらう。
アウトプットする練習の成果を聴いてもらう。
同じようにみえて、根幹には大きな違いがあります。
自分の喜びか、人を楽しませるか。
インプットの延長線上にアウトプットがあるのではありません。
インプットしているだけでは、アウトプットの仕方がわからない。
アウトプットする目的を明確にもってその練習をすることで、他人にとって価値のあるアウトプットができるようになります。
時間はすべてのひとに等しく与えられて、等しく失って行くものです。
目的をもった練習。
目的を果たすための練習。
を心がけて、効率の良い練習で上手くなっていきましょう。
ではごきげんよう。
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ワンポイントアドバイス、文字では限度もあります。
もうちょっと詳しくって方は、ぜひレッスン受けに来てください。
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