一発出した音を聴いて「音程が悪い!」と言われたら、「すごいっすね、絶対音感あるんっすね!」といってあげよう。

チューナーとの付き合い方ということで書いてますが、第2回目です。

「チューナの針を真ん中に集めることを初歩のうちに目的としているとあんまりいい音にならない。
こちらを読んでない方は先に読んでからの方がいいですね。

 

さて、前回のブログでは、

次のお話は「2つあるから音程が生まれる。」です。

とかいって終わってましたが、

 

( ゚Д゚)

 

全然ちがうタイトルやないかー!

 

すみません。

ふと頭に浮かんだもので。

僕の話ですが、僕は「絶対音感」はありません。
なので、なんの基準音もなく、音程がびしっとわかる人のことをすんげーっと思って見ています。

かといって、相対音感がバッチリあるかというと、まあそこそこあるみたいです。
耳コピしていると、いつのまにか転調してしまっていることもあります(笑。
なので、相対音感をしっかり持っている人のことも、かっけーと思って見ています。

じゃあ、僕はどんな音感をもっているかというと!

 

 

僕は、「だいたい音感」ってのをもっているのです( ゚Д゚)

 

 

 

すべったかな。すべってはいませんね。つづけますよ。

 

だいたい音感だったら、身につけやすいので、みなさんにも、ぜひこれを習得してほしいなと思います。
(相対音感の超ゆるいやつだと思ってください。すみません。)

 

音程ですが、これは「2つの音の高さの差」を意味します。
ドレミ、でいうと、ドの音があって、それに対して、これくらい高いとレ、これくらい高いとミ、といった感じでしょうか。
その「これくらい」という幅がおかしければ、音程が悪い。という現象が起こります。

 

基準音があれば、その音の音程が良いか悪いか、わかる人は相対音感。

基準音がなくても、その音の音程が良いか悪いか、わかる人は絶対音感。

 

ということがわかりますね。

 

前回の記事で、

ロングトーンをしているときに、チューナーの針の位置がどのあたりに来ているか、に注目してください。

・針がいつも同じような位置に来ているかどうか。

・音が出ている間、針が安定しているかどうか。

この2つの点に注目してください。

と書きました。これを先にすすめると、

「レ」 → 「チ」 と音を変化させたときも、

・針がいつもと同じような位置にくる。

これが大事なのです。

同じような位置にくれば、レとチの音程関係は悪くないので、普通の人は音程は聴いていて悪くは聞こえません。
もしそれでも音程が悪く聞こえる場合は、音そのものが良くない可能性があるので、音色にも気をつけてしっかり吹こう(笑。

ただし、絶対音感がある人にとっては、その2つの音は地獄に聞こえます。ごめんなさい。

 

今、自分が吹ける音で、正しい音の幅で音を変えてゆくことができれば、それはとても音程の良い演奏になります。

「今、吹ける音」を充実させてゆくことが大事なポイントです。

1つの音だけを吹いて、音程が悪い、チューナーと合わない、とご自分でご自分の音を否定しないでください。
2つの音を吹いて初めて、音程がうまれます。

その2つの音の幅が正しいかどうかに心を配ってみてください。

チューナーの針が真ん中にこなくてもいいのです。

2つの音の針が、ともに高いところにいれば、ともに低いところにあれば、大体同じ位置ににいるのであればそれでいいのです。

尺八の音がしっかりと吹けるようになってゆけば、自然とすべての音で針が真ん中あたりに集まってゆきます。
そのころには「だいたい音感」も身についてきているはずです。

あわてず、小手先で操作せず、今、吹いている音をじっくりと育てていってください。

次回は、もう少し吹けるようになってきたら。
「学んでいる曲にあわせた、だいたい音感の捉え方」について書きます。

 

ではごきげんよう。

 


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