チューナの針を真ん中に集めることを初歩のうちに目的としているとあんまりいい音にならない。

尺八当て方が悪いと音程も悪い

チューナー使ってますか?

針を真ん中に寄せることに一生懸命になっていませんか?

 

 

ここで1つ僕の考え方を大きな声でいっておきます。

初心者の段階で音程気にしても意味ないから、音程のことは無視!
チューナーの針を真ん中にしよう、真ん中にしようとして吹く必要はない!

ということです。

・音が出るか出ないか微妙な段階。

・息がしっかりと音に変っていない段階。

・スカスカとした音しか出ていない段階。

そんなときは、音程を気にすることよりも気をつけることがあります。

・息がちゃんと音に変換されているか。

・歌口に息がしっかりと当たっているか。

・息を出すと体がしぼんでしまっていないか。

などなどです。まずは尺八をしっかり鳴らすようにします。

音をしっかりと鳴らせていないうちに音程を気にしても何の意味もないのです。

音がしっかりと出ていないのに音程をメリカリで直そうとすると、そのとき以上にスカスカの音色になってしまうことが多いです。

音がしっかり鳴らせるようになってくると、正しく作られた楽器であれば、正しい音程に集まってきます。
小手先で音程をそろえても、ほとんど意味はありません。

 

なので、初心者の段階でチューナーを見ながら、”針が真ん中になるように”意識してロングトーンの練習は意味がありません。

正しい音程になったから、その音がよい音色とは限りませんし、尺八が鳴っている、とも限りません。

目に見える数値でできているか、できていないかを判断したくなりますし、針が真ん中にきたらできているような気になります。
ですが、それは意味がありません。

とはいうものの、初心者の段階で(それ以降もですが)チューナーを使って確認しておいた方がいいこと、どうなるか知っておいた方がいいことがあります。

それは、どれくらい高いか、どれくらい低いかを認識しておくことです。
ロングトーンをしているときに、チューナーの針の位置がどのあたりに来ているか、に注目してください。

・針がいつも同じような位置に来ているかどうか。

・音が出ている間、針が安定しているかどうか。

この2つの点に注目してください。

いつも同じ位置に来る → いつもその音程になる。それはすばらしいことです。

針が安定している → 一つの音の中で音程がぶれていません。それはすばらしいことです。

 

そこまでできていたら、○です。
僕は○をあげます。

ではなぜ、音程が悪いと言われるのか、そのことを次回説明します。

「2つあるから音程が生まれる。」です。

 

 

ではごきげんよう。


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