「伝統芸能を普及する!」って言葉は根本的な矛盾を抱えているようでならない。

だって、伝統でしょ。

 

昔からあったんでしょ。

 

てことは、今の時点ですでに普及していないとおかしくないですか?

 

だって、時代の流れの中で、すでに普及しているところに、新しい世代に普及させるだけでしょ。

って僕は思うんですよね。

 

昔からあるものですから、現時点で普及している以上に普及させるのは難しいことです。
その伝統芸能があった時代の文化・生活様式、と、普及させたい今、現在がかけ離れていればいるほど、難しいのです。

 

古くから今までずっと広くにわたって普及しているから「伝統」なのではないでしょうか?
普及させなきゃ行けない「伝統」って一体何なんでしょう。

 

もちろん、こちらから、「これが伝統なのですが、いかがでしょうか?」と投げかける、問いかける、いかがですか?お試しください?とすることは必要ですよ。

その伝統芸能があった時代から、普及させようとしてきたのに、望むように普及していないとしたら、どこかでそのやり方に間違いがあったんじゃないだろうか。。。

ま、世間知らずの僕の、知識もない僕の、推測でしかありませんけれども。

 

ある一つの時代の一つの文化が、どこかの時点で、必要とされないと判断されたり、その時代にフィットしないと判断されたものだから、自然とおこなわれていた普及は止まってしまったのではないでしょうか?
修正して、一定数は普及し続けるように工夫したり変化させる努力をしなければいけなかったのでしょう。

多くの人がプライドが邪魔してできなかったんだと思います。
自分が学んできたこと、大切にしてきたことをないがしろにするようで。

いやいや、決してそんなことはない。
学んできたこと、大切にしてきたことは、より価値のある、尊いものにすればいいんですよ。
伝統芸能の本質、神髄、本物、そこまでたどり着けるひとは極わずかです。
実際にそうだし。

自分の中の価値は変えない。
受け手への印象と価値の変化を柔軟にするということです。

 

興味の入り口は、一つではない。

興味のたどり着く先も、一つではない。

人それぞれ違っていて当然です。
それぐらい柔軟に考えなければいけません。

 

ちょっと続きます。

 

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