明日、3月30日は、新潟市ジュニア音楽教室合同スプリングコンサートです。みなさまのご来場をお待ちしております。
詳細は下部にございます。
直前のご案内ではありますが、たくさんの方にご来場していただきたく、また、ジュニア邦楽合奏団の演奏を聴いていただきたく、知っていただきたいので、ちょっとその思いを書きます。
新潟市には、新潟市芸術文化振興財団が主宰する「新潟市ジュニア音楽教室」というものがあります。
オーケストラ、合唱団、そして邦楽合奏です。
公的機関が運営するジュニアのための邦楽合奏教室、団体ってのは、全国でもめったにない存在だです。
めったにないからこそ、この活動の内容や、意味、そして演奏レベルすらも、比べることも想像することも容易ではないので、伝わり難いものがたくさんあると思っています。
和楽器というあまり縁のない楽器で、しかも現代邦楽合奏というジャンルで、プロという存在もあるとはいえ一般の人たちにあまり知られていない状態で、他に類似団体がないのでコンクールやコンテストというものもない。
そんな中で、ジュニアの和楽器合奏団です。
https://www.ryutopia.or.jp/information/jr-music/jr-japanesemusic/
(公式サイトです。)
子どものための邦楽合奏団です。というと、多くの反応が、
「子どもなのに和楽器に取り組んでえらいねぇ」
「子どもの頃から伝統に触れてすばらしいねぇ。」
「子どもたちの和楽器の合奏ってきっとかわいらしくて、ほのぼのとした音楽がきけるのかしらねぇ。」
なんていう声が聞こえてきそうです。
というか、実際にそんな声が多いです。
まあ、イメージできないですから、なんとかご自身の経験の中で、理解を進めようとすると、そんな感じになってしかたないかもしれません。
まあ、珍しいもの、珍獣あつかいですよ。
ただ!
新潟市ジュニア邦楽合奏団はそのイメージをいい意味で覆しますよ!
そうなるつもりで、僕も指導者の一員として関わらせていただきました。
団員はみんな初心者からスタートします。
なので、かわいらしい合奏、和楽器に親しむ子どもたち、という良くあるほのぼの合奏、ほのぼの演奏の時期をもちろん経験します。
たどたどしく、一生懸命に「かごめかごめ」や「さくらさくら」を演奏したり。
さて、こういったほのぼの合奏の印象が強い理由があります。
子どもを対象とした和楽器への取り組み、事業が、ほとんどの場合、長くて1年など、短期間で終了するものが多いからです。
なので、子どもたちが和楽器にふれていいね。子どもなのに伝統に取り組んでいいね。合奏はほのぼのしてかわいらしいね。という感想が多くて当然でしょう。
そこで終わりですからね。
継続したくても個人的なものになってしまいます。
なんともったいない。
新潟市ジュニア邦楽合奏団は、短期で終わる事業ではありません。
小学校2年生で入団すれば、高校3年生まで、最長10年活動できます。
なので、ほとんどの団員たちは、小学生のころには、かわいらしいほのぼの演奏を卒業して、中学生となると、メラメラと合奏のクオリティを上げることに火がつき始め、高校生ともなれば、ハートを熱い炎で燃やし、ガチに青春をかけて大人の合奏団でもなかなか演奏するのが難しい曲に取り組み演奏をしています。
子どもなのに、よく頑張っているねぇ。
なんてよく言われます。
確かに、難曲に取り組んでも、その言葉で終わってしまえば、それまでです。
そこそこ上手に演奏しても、子どもなりに、というラベルが外れることはありません。
ただ良い演奏をしても、もっと飛び抜けて良い演奏、もっと飛び抜けて感動を生む演奏、もっともっと飛び抜けて迫力のある演奏ができなかったら、
「子どもなのによく頑張っているねぇ」
の言葉で終わってしまうんですよね。
なので、団員たちは、その壁を突き破るように一生懸命練習して頑張っています。
それこそ、大人とは違う、プロとも違う、今の子どもたち、今のジュニア邦楽合奏団でしか作ることのできない感動を目指して。
頑張っているどころではない、大人でもむずかしいことを仲間と協力しながら挑戦し、練習し、成立させること、これは本当に凄いことだと思います。
頑張っているという評価を得られているのかも知れません。
でも、僕はこういった評価が得られるようになってほしいし、実際の演奏を聴いていたいて、せめて、こう言って欲しい。
「子どもなのにすごい!」
ぐらいは。
そして、もっといってほしいのは
「すごい!」
と。ただ単純に。
クオリティの高い現代邦楽合奏をお客様に聴いてもらいたい、という願いや思いは、大人とか子どもとか関係なく、あります。
新潟市ジュニア邦楽合奏団の演奏、ぜひ聴きに来て欲しいです。
もちろんまだまだ、学びの途中であり、成長の途中です。
もっといい演奏ができるようになるための課題はたくさんあります。
それらを、先輩の背中を高配が追いかけて、その背中をまた追いかけてと世代を超えてレベルアップの底上げがすすみます。
みんな全くの初心者からスタートしているのに、じっくりと、楽しみながら、悩みながら、助け合いながら、成長しています。
そんな、子どもたちが真剣に、青春をかけて取り組んでいる「ジュニア邦楽合奏団」の演奏をたくさんの方に聴いてもらいたい。
そして、もっとたくさんの仲間が増えて欲しい。
音楽を通じて、活動を通じて、そこでしか得られない貴重な仲間との出会い、経験、役割を通じて生まれる責任感や、音楽を作る上で経験する思いやり、積極性、いろいろな体験がそこにはあります。
新潟市、その近郊に住む小学生くらいのお子さんをもつお母さん、お父さんに届いて欲しいです。
憧れの先輩のようになりたいと努力する小学生たち、一方で後輩の面倒をみることで自分も成長もしている先輩たち。
学校とは違う課外活動だからこそ得られるものがたくさんあるようです。
「和楽器は○○といったもの」○○には人それぞれいろいろな言葉がたくさん入るかと思います。
そういった、決めつけ、先入観、固定概念からどんどん飛び出してゆきたいと思っています。
子どもたちと一緒に、日本の伝統楽器で、新しい音楽を作り、新鮮な感動をつくっていきたいと僕は願っています。
みなさまに応援、拡散していただき、多くの方の目に触れるように、届くようにご協力いただきたいと思います。
どうぞ、よろしくお願いいたします。
ジュニア邦楽合奏団の演奏を聴こう!
昨日一昨日は3月30日(土)のスプリングコンサートに向けてジュニア邦楽合奏団の集中練習でした。一晩休みましたが、くったくったでございます。子どもたち頑張っています。ぜひ聴きにきて欲しいです。ジュニアだけで現代邦楽合奏の名曲「ディヴェルティメント」演奏します。https://t.co/wJNmmY6ENB pic.twitter.com/WjfgwYXEuu
— 鯨岡徹【薫風之音】 (@kujira108) March 25, 2019
ジュニア邦楽合奏団の仲間になりたい!
説明会は、4月6日【土】です!!
新潟市ジュニア邦楽合奏団では新年度の新入団員を募集しています。新潟市内、近郊にすむ、小学2年生から中学1年生までが対象です。4月6日(土)が邦楽合奏教室の入団説明会です。誰もがまったくの初心者から始め成長して行きます。お子さんが特別な経験、音楽を通じて成長できる場です。ぜひ!見学に。 pic.twitter.com/SU1zToVz1X
— 鯨岡徹【薫風之音】 (@kujira108) March 25, 2019
ジュニア邦楽合奏団ホームページ
https://www.ryutopia.or.jp/information/jr-music/jr-japanesemusic/
ではごきげんよう。
【アイキャッチの写真募集します!!??】
みなさんのごはん写真、くじらさんの似顔絵!?など、TwitterのDMでコメントを添えて送ってください!
ブログのトップ画像で使用させていただきます。
質問・疑問もいただけたら、それにも僕なりの考えや体験談をお答えいたします。
ワンポイントアドバイス、文字では限度もあります。
もうちょっと詳しくって方は、ぜひレッスン受けに来てください。
上達のお手伝いさせていただきます。お問合せ、お待ちしてます!
☆Twitterあります!フォローよろしくお願いいたします。
尺八:鯨岡徹のTwitter
https://twitter.com/kujira108
☆YouTubeあります!チャンネル登録お願いいたします。
いさなミュージックチャンネル
https://www.youtube.com/user/isanamusic