認めたくない事実が問題解決につながる。向き合わない理由。

先日のブログ、予想以上に反応がありました。
読んでいただいた方、ありがとうございます。

おそらく、このブログをわざわざ読んでいただくような方は、同じような思いを抱えながら活動されている方も多いと思います。
また、自分が楽しくて楽器に一生懸命取り組んでいる方もいらっしゃると思います。

思いをもつことも、楽しいと思って取り組むことも、周りに伝わると思います。

 

楽しいが一番です。

好きが一番です。

 

それは、伝統も、歴史も、文化も、古典も、三曲も、本曲も、現代曲も、ポップスも、アニソンも、楽器そのものでも。

自分が、好きだから、自分が楽しいから、やっているのだと思います。
好きを伝えたいとか、知ってもらいたいとかも、あると思います。

 

僕は、伝統、文化、歴史、古典、とかを否定しているわけではないです。

ここだけは、誤解のないように、読み違えないようにしていただきたいと思っています。

 

好きな物を好きだと、おもしろいよ、いかがですか?どうですか?

と伝える方法を、もう少し工夫しませんか?考えて見ませんか?

という話なんです。

 

良い物はいいんだから、そんな小細工はいらない!歴史が証明している!
素晴らしくて当たり前!素晴らしさが理解出来ないやつがわるい!!
ばばーーーん

 

みたいなのは、通用しませんよね。普通。って話をしています。

自分の好き、自分が楽しい、を人に説明したり、理解してもらうのって結構、難しいことなんです。

 

僕は、古典や本曲を追求する勉強はしていません。
なので、僕はそこを語れません。語りません。

そして、否定もしていません。

表現に困ったときは、わずかにでも勉強した本曲のアプローチならどうする。

と、自分の引き出しの一つとして利用します。

まあ、こんなことを書くと、その程度で、とか、都合よく利用して、とか、僕のやり方を否定してくるのでしょうが。。。

 

 

向き合わない理由

昨日の話の続きになります。

向き合わない理由は、いくつか考えられます。

 

・向き合うのが怖い。

・向き合う必要がない。

・みんなで向き合わないように監視し合っている。

 

おおお、何かすごいこと言いそうなのが最後に書かれていますが。

 

で、これらを話す前に、いくつか先に話しておいた方がいい話があります。

 

・邦楽界、和楽器業界を構成する要素

・お金の話

 

ほんとうに大まかですが、この二つです。

この二つの話がわかると、演奏活動したい人はどうしたら良いかの考えの指針になるかもしれません。

仕事にすることとか、成果をだすため、差別化するためとかの設計もとても大事なのですが、それはまた別の機会に書ければいいのかな。

 

今日はさっとだけ、邦楽界を構成する要素について書きます。

 

邦楽界を構成する要素

簡単に言えば、

プロもアマチュアもひとまとめになっている。

ということです。

 

プロとアマチュアの定義がここで必要になるかと思います。
ここでは、とても簡単に定義します。

プロは専業、収入を楽器、楽器に関わることのみで得て、生計を立てている。

アマチュアは、生計を立てるために別の仕事がある、別の財源がある。

です。

 

今回の線引きは、

上手い下手ではありません。

免状があるないではありません。

 

出演料をもらっていても、レッスンをしていても、それ以外に収入があってそれで生計が立つのはアマチュアです。
楽器に関わることを辞めても生活できる状態もざっくりとアマチュアです。

とにかく、楽器で稼がないと生きていけない状態をプロとします。

ざっくりと決めた今回の定義です。

 

で、これらが、ひとまとめになっているのが、邦楽界の現状だと思います。

 

よく、

和楽器の世界はプロとアマチュアの差が曖昧だ。

という言葉がでます。

 

僕は、そんなことないと思います。

曖昧にしたい、人はそう言っていると思います。

決して曖昧ではありません。

 

あたり前ですが、僕が今ざっくりと定義しただけで、曖昧さはなくなりました。

 

プロになりたいと、思うなら、誰かの定義の中に入るのではなくて、自分で定義を決めてクリアすることから始めたら良いと思います。

 

さて、向き合わない理由を考えましょう。

アマチュアは、生活がかかっているわけではないですから、問題と向き合う必要なんかないのです。

問題解決する必要がない。

だって、生きていけますから。

 

問題と向き合ったら、傷つくかもしれません。

向き合わなくて良いのだったら、向き合わないという選択をとります。

 

避けます。逃避します。
もっともらしい理由をつけて。

 

そして、

若い人が増えない。

協会や連盟の演奏会にお客さんが来ない。

とぼやきます。

 

でも、問題解決しようと頑張る人が出てきたら、

 

伝統がーーーー

格式がーーーー

文化がーーーー

 

といって全力で否定してきます。

 

否定した方が楽ですから。

否定しなかったら、やらなくても良いことをやらなきゃいけないので。

 

とにかく、今のままで好きになってくれと、願うだけなんです。

 

この状態を言い換えます。

自分を磨く努力、成長させずに、理想の相手が好きになってくれといっている状態です。

 

まあ、アマチュアですから、いいんですよ。それで。

好きなことを、好きなようにやっていればいいのですから。

 

問題なのは、プロもアマチュアも一緒になっている世界、ということです。

 

プロとアマチュアがひとくくりの中でもプロという存在は少ないです。

天秤はどちらいに傾くかというと、アマチュアの方に傾きます。

 

つまり、プロが向き合うのは、アマチュアの方なんです。

業界の中をビジネスとしての改善の方に目を向けることができないのです。

そして、プロは外の世界でビジネスとして仕事を受けているとしても、ビジネス的側面を出すことを隠します。

業界の中のアマチュア受けが悪くなるからです。

 

こういった理由から、問題解決のために問題点や改善点と向き合わなくても良くなってしまうのです。

 

他にもいろいろありますが、まずはこのくらいにしておきます。

 

気分を悪くする人もいると思います。

だってそれは、みたくない、認識したくない問題がここで書かれてしまったからです。

 

モヤモヤが晴れた人もいるかもしれません。

そんな人は多分自分の目標に向かって頑張ってゆける人かもしれません。

 

 

今日の話だけでも良い状態に持って行きたいと思う人がいるなら。

 

アマチュアの方でも行動するだけです。

向き合うだけです。

 

傷つくかもしれない、認めたくない事実があるかもしれない。

でも、改善したいなら、向き合うだけです。

 

できます!

やりましょう!

やってみませんか?

 

 

 

明日は、お金の話から、向き合わない理由を分析します。

 

 

ではごきげんよう。

 

 

※今日のごはん写真
プロとはなんだという話になりましたね。
これっていつの時代でも話題になるのです。
で、いつも曖昧になって終わります。
結論が出せない、出したくない、というのが現実なのかもしれません。

もしかすると、出してしまうと不都合があるのかもしれません。

では、鯨岡さんのプロの定義はなんでしょうか。
それは「プロとアマチュアがひとまとめになっているところから出る」ことです。
詳しくお話しするには、ごはん写真のコーナーでは足りないのですが、簡単にまとめると、、、

あれ、誰か来たみたいです。

続きはまたの機会にお話しします!!!

 

 

誰だろう、こんな時間に、はーーい。

 

 

 

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