成功例と失敗例があるわけですが、成功例ばかりみていると危ない理由。

「鯨岡さん、否定するなとかいいながら否定的なものの言い方多くないですか?」

と言われました。

 

むむむーーー

 

きーーーー

 

って感情が高ぶってしまいます。

が、これも理由があるので、ちゃんと説明したくなります。

 

まず一つは、僕の文章の書き方が下手くそなんだなと思います。

 

否定的なモノの書き方。

 

なんですが、どうして、僕は否定的なモノの書き方が多くなるのか。

 

これは、

やらないほうがいいこと、の方がはっきりしていて、再現性が高いからです。

やらないほうがいいこと、は失敗の可能性があるものです。

つまり、失敗することの方が、再現性が高いのです。

 

逆を言うと、

 

成功すること、うまくいくことは、具体的事例をあげても、再現性が低い、ということです。

 

すんごく、べたに例えると、

 

毎日、練習しましょう。

 

といっても、上達するかわかりません。

練習したら上達することはわかっているのですが、本当に練習すれば上達するのか、再現できるのかがわかりません。

 

ですが、

 

毎日、だらだらと練習するのはやめましょう。

 

と書くと、だらだら練習しても、上達しない、ということが分かります。

そして、上達するためには、だらだら練習するのはダメ、ということがわかります。

 

これを肯定的に書くと、

 

毎日、具体的な目的をもって、練習しましょう。

 

になるのかな。

 

でも、じつはこれ、伝わりにくいんです。

 

だらだら練習したらだめ、これは、ダメなことが一つまずわかります。

そして、どうしたらいいか、の具体例を2つ、3つ書くと、その1つくらいは記憶に残ります。
項目が多くなって、覚えきれません。

具体例が残らなくても、だらだら練習したらダメ、は伝わります。

 

なにより、具体的な目的を持っていても、ダラダラ練習した時点で効果下がります。

 

具体的な目的を、としたら、すぐに多い項目と対峙しなければいけません。

また、具体的な目的という一つさえ覚えればいいじゃないか、と言えそうですが、どうでしょう?

具体的な目的、という言葉自体が個別事例を出していないので、抽象的です。

上達する項目を一つに絞ることも考えられますが、なおさら、再現性は低くなります。

 

僕は、自分の経験や、自分以外の物事から、学びを得るようにしています。

成功例は、知っておく必要もありますが、それ以上に失敗例の方が大きく役に立ちます。

 

これは単純に、先ほども言いましたが、成功例は再現性が低いからです。

もちろん、共通する成功例の要素もあります。
それでも、性格になぞったとしても再現性は低いです。

 

かつ、成功例は、バイアスがあります。
つまり、偏りです。

 

成功しているという数少ない事例からの要素は、特別な要因、である可能性が高いのです。

 

むしろ、失敗したものに多く共通する問題点を見逃すことになります。

 

 

成功するやり方だけをみていたら、多くの人は再現することが難しい状態に陥っていると思います。

成功すると言われているやり方に固執して、一方では失敗の原因となっていることも平行して、同時に行われていたら?

 

さて、どうでしょうか??

 

そんな状況なのに、成功するやり方だからと実行し続けても全く意味がないですよね。

 

失敗する理由、失敗した原因、などの問題点もしっかりと分析することがとても重要だとおもいませんか?

 

いわゆる成功の具体例は、失敗する理由や原因を打ち消して無効化してくれる物ではありません。

 

 

うまくいかない理由、失敗してしまう理由を抱えながら、成功事例を追っかけていては意味がありません。

 

目線を変えてみてください。

 

毎日、具体的な目的をもって、練習しましょう。

 

よりも、

 

毎日、だらだらと練習するのはやめましょう。

 

の方が、マイマス要因がハッキリしていて、効果が出やすいと僕は思っております。

 

 

失敗すること、やっちゃいけないこと、

をわかっているから、

良い状態、よくなる方法を

実践できるというわけです。

 

 

明日も似たような話題で、尺八のことに置き換えて、書いてみようと思います。

 

 

 

ではごきげんよう。

 

 

※今日のごはん写真
これは僕も注意しなければいけないな、と感じることでもあります。
観察力の高い生徒さんは、僕の口、唇の穴の大きさをマネしようとするんですね。

ありがたい話ですよ。

とはいえ、マネしちゃダメなんです。
僕の唇の穴の大きさは多分でかいです。

それをマネしようとすると、息が抜けちゃうんですね。
その唇の穴の大きさで、尺八の音が効率良くでる息の流れを作ることができないのです。

その人、その人にあった、楽になる息の流れ、があってそれは、いろいろなアプローチでわかってきます。
ストローを使ったり、苦しくないように息だけでやってみたり、楽に気持ちよく息が流れる状態とおもってやったりと。

その人の手応え。

それを大事にして欲しいのです。

しおしおモードにならない吹き方。
答えは、自分が知っているし、自分の体が教えてくれます。

そして、僕のブログや動画をご覧になっている方なら、お気づきになると思います。
僕の唇の穴の大きさをマネしようとした段階で、やっちゃいけないことが発生しますよね。

自分で、唇の穴を作る。

は、やっちゃいけない、失敗しちゃう具体例です。
成功例と失敗例をしっていれば、うまくいくとかんがえられますね。

 

【アイキャッチの写真募集します!!??】
みなさんのごはん写真、くじらさんの似顔絵!?など、TwitterのDMでコメントを添えて送ってください!
ブログのトップ画像で使用させていただきます。

尺八に関すること、もちろんそれ以外でも、質問・疑問もいただけたら、それにも僕なりの考えや体験談をお答えいたします。


尺八ワンポイントアドバイス、文字では限度もあります。
もうちょっと詳しくって方は、ぜひレッスン受けに来てください。
上達のお手伝いさせていただきます。お問合せ、お待ちしてます!

☆Twitterあります!フォローよろしくお願いいたします。

尺八:鯨岡徹のTwitter
https://twitter.com/kujira108

☆YouTubeあります!チャンネル登録お願いいたします。
いさなミュージックチャンネル
https://www.youtube.com/user/isanamusic

TOP