出来ない、無理、限界、を決めているのは誰だ?それを突破する方法。

今日の話題は昨日のブログの延長戦みたいなモノです。

もちろん、今日の話だけでもいいと思いますが、もう少し興味がわいたらお読みいただけるとうれしいです。

なぜ僕が「尺八は簡単。」「尺八は肺活量関係ない。」「尺八は楽しい。」と言い続けるのか。

言葉や考えが、動作に制限を作ってしまう、という内容です。

 

・尺八は難しい

・肺活量がいる。

・しんどくてあたりまえ。

といった尺八に対する一般的な印象や思い込みは、上達を妨げるものになります。

 

だからこそ、出来る、と考えること。

肺活量はいらない、と受け入れること。知ること。

しんどい吹き方ではなく、楽な吹き方があるからそこを探す。

 

もちろん、考え方、取り組み方だけでなく、それを実現するため、技術を身につけるための、動作の分析、分解も必要です。
ステップを分けて、取り組むこと、つまり、練習内容の見直しなども必要になります。

 

そして、もう一つ、実際にそうやっている人を見ること、知ることも大事です。

そんなわけない、それは先生だから、それは長くやっている人だから、とかそういう余計な理由がついてしまったらなかなか難しいです。
まあ、出来ない理由、自分とは違う理由をどんどん見つけてしまって、自分が出来ないことを積極的に肯定する動きが出てしまう人だっているくらいです。

 

そこで、いや、自分も出来るはずだ、とポジティブに思うかどうかがかなりのポイントなのです。

 

 

「1マイル4分の壁」というお話をしっていますか?

興味のある方はぜひしらべて欲しいです。

簡単に説明すると、

1マイルを走る競技では、4分を切ることが出来ない、とずっといわれており、世界記録もずっと更新されなかったのです。

医者や研究者が、それを実現出来るように人間の体は出来ていない、健康に害を及ぼす、4分を切る走りをすると死ぬ、とまで医者が言っているくらいでした。

それくらいに、難攻不落、無謀な挑戦と言われていました。

 

ところが、ある陸上選手が緻密な計画と計算、科学的トレーニングを経て、4分を切り、3分59秒04で走ったのです。

それがロジャー・バニスターという選手なんです。

不可能、誰にも出来ない、ということを打ち破った偉大な記録なのです。

 

壁がある、といわれていることでも、諦めずに頑張っていれば、数十年も破られなかった記録、不可能だと言われていたことが実現出来るんだ!

 

諦めないこと、努力することって、すごいね。

 

って話で終わりではないのです。

 

本質はそこではなく、ここに続きがあります。

 

このロジャー・バニスターが打ち立てた新記録を、なんと、その46日後に別の選手に打ち破られるんです。

 

数十年打ち破られなかった記録を更新した新記録が、46日後に打ち破られてしまったんです。

 

 

あっというまに。

 

 

そして、もっと続きがあって。

 

ロジャー・バニスターが新記録を打ち立ててから1年の間に、1マイル4秒の壁を越える選手が20数人の選手が生まれたんです。

そんなことから、肉体的限界などではなく、心理的限界が大きかったと考えられるわけです。

 

成功者を見たことによって、時代の・世界の限界が解除されたわけです。

 

こういったことをバニスター効果って言うんですね。

 

 

これ、どんなことにでも応用できるとおもいませんか?

 

そう、尺八のことしか考えていない僕は当然、尺八にもこれを置き換えます。

そして実践していきます。

 

尺八業界で無理だ、出来るわけない、と言われるようなこと、思われていること。

例えば、

・短期間で上達すること

・子どもが大人と同じくらいに演奏すること

・プロ、演奏家、専業という存在。

 

限界を突破するためには、どんな要素が必要か。

考え方、思考方法だけでは無理なんです。

 

突破する状態を見せてくれる近い存在。

これまでとは違う練習方法を考えて、出来る技術にまで細かく分解する。

挑戦することを辞めないようにする。

 

ことを大事にしています。

 

 

出来ない技術に挑戦した結果、出来るようになる。

それも一つかも知れません。

でも、そこで学びたくないことも経験します。

 

成果がでなければ、努力しても無駄、といった学びが生まれてしまうのは本当にもったいないです。

 

適切な課題にまで分解し、出来ることを積み重ねる。

 

結果が出ないことを学びすぎると、取り組むことも、挑戦することも辞めたくなってしまいます。

 

成功した人をただただマネするだけでもダメですよね。

要素や要因を分析して、自分の場合に置き換える。
環境なども含めて、自分ができることに。

 

ま、でもそんなことをしていると、邪道みたいなことを言ってくる人、おおいですよね。

まあ、めんどくさい。

 

 

大きな声では言えませんが。

なんだか邦楽の業界ってバニスター効果が起こるのを嫌がっているように思うのは僕だけでしょうか・・・。

全世界に向けて公開しておりますが。

 

 

次回のブログでは、僕の周りでおこるバニスター効果を書きます。

 

 

では、ごきげんよう。

 

 

 

 

では、ごきげんよう。

 

※今日のごはん写真

思い返すと伸びる瞬間に、ちょっとした出会いがあるなと思います。
僕自身も僕の生徒さんも。ちょっとした刺激が。その連鎖になっているように思います。

自分も出来るはずだ、と思えるような人との出会い。
ちょっと近い存在で。

僕が手本を見せるのでは、なぜだか、先生はできるけど、僕には出来ない、って思ってしまうみたいです。

でもね、そんな風に思うのももったいないです。
制限を作っています。

先生にできるんだったら、僕にだってできる。私にだって出来る。って思っていい。

いいんだって。

その上で、学ぶ、話を聞く、分析する、自分には何が出来るかを考えて実践する。
やってみたらいい。

だって、同じ人間なんだから。
そんなに差なんてないよ。

 

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