なぜ僕が「尺八は簡単。」「尺八は肺活量関係ない。」「尺八は楽しい。」と言い続けるのか。

ま、そんなのは、事実だからです。

 

揺るがない事実であるからそのように言っています。

 

でも、これには他に理由があると言えば、

・尺八は難しい。

・肺活量がたくさんいる。

・尺八はしんどい。

って言っている人、思っている人、が多すぎます。

 

それが、かなりの足かせになっているからです。

 

これは、尺八を吹いている人でも多いんじゃないでしょうか?

指導するような人でも「ハンパな気持ちで取り組んで欲しくない!」とか面倒くさいこと言ってしまう人いるんじゃないでしょうか?

 

やめましょ。そういうの。

 

 

尺八は難しい、と言ってしまうと、難しいという動作をしてしまいます。

 

肺活量がたくさんいる、といってしまうと、肺活量をたくさん使うような動作をしてしまいます。

 

尺八はしんどい、といってしまうと、しんどくなる吹き方を採用してしまいます。

 

 

それが正しいことだと思っているので。

 

 

自分を苦しめるような、成長に蓋をするようなことなのに、正しいこと、だと判断してしまうんです。

だから、それを実践してしまうんです。

 

そして、その難しい、苦しい、肺活量、を受け入れてしまうんです。

 

 

こうなってしまったら、辞めてしまう人が圧倒的に多くなりますよ。

続けてもなんだか変な状態の人が生まれるだけです。

 

 

言葉や思考というのはとても恐ろしいモノです。

僕達の活動や行動にものすごい制限をかけてきます。

そして、それが思い込みに過ぎないのに、絶対的な真実となってしまうのです。

 

尺八は難しい、と思ってしまった人は、難しい吹き方をします。

みんな難しいものを吹いている、と思ってしまう。

難しいモノを吹きこなしていると。

 

肺活量がいる、と思ってしまった人は、肺活量に依存する吹き方をします。

みんな、肺活量で音を出していると思ってしまう。

肺活量で音を出そうとします。

 

苦しい、と思ってしまったら、苦しい状態が当たり前だと思ってしまいます。

みんな、苦しいのを我慢している、苦しいのになれていると思ってしまいます。

いつか、苦しくなくなる、とおもって、苦しい状態を受け入れ続けます。

 

 

これ、ぜったいに、改善しませんよね。

だから、尺八は簡単、肺活量はいらない、苦しくない、楽に吹ける、楽しい、と僕はいいます。

 

そうなんだ、とおもって取り組んでくれれば、それらが実現するように動作を選択します。

苦しいことを肯定しない。

 

苦しい吹き方なんてしないよ。

苦しくない吹き方があるんだよ。

 

苦しくない吹き方を探してみたら。

 

といった方が、いいです。

 

絶対ダメなのは、

 

いつか、慣れる

 

です。

 

 

いつか、音が出るよ。

 

 

も同じでダメです。

 

 

「難しいこと」を利用すればいい。と言う人だっているでしょう。

 

難しいことなのに、出来たならば、出来た人を、すごい!才能がある!といって褒めると。

 

どうだろうね。

僕の中ではもう結論がでていて、悪手だと思っています。

音が出たことを、才能、といって褒めるのは一番の愚策だと思います。

 

ともすると、

才能があると言われて成長を阻害する可能性があるし、

やってみたいと思う気持ちがあるけど音が出ない人を拒否してしまう可能性すらあります。

 

そんなことを褒めるよりも、もっといいことがあります。

 

音が出ても、音が出なくても、

 

良く話を聞いているね。

動作をよく見ているね。

諦めないでチャレンジしているね。

 

といった、尺八を続けるに当たってもっとも大事なことを褒める方が大事です。

もちろん、できてなかったら褒めませんけど。

 

誰も出来ないことが出来た、難しいことが出来た、というプライドがスタート地点で、尺八をはじめるものいいでしょう。

どんな成長が期待できるか、指導者次第ですが、どうしようもないモンスターすら生まれかねません。
いいすぎかな。

 

でも、そこで確実に残るのは「尺八は難しい」という印象だけです。

そんなものは、手に取ってみよう、と思う気持ちへの障壁、障害でしかないんです。

 

いいように解釈するの辞めませんか、

どれだけ冷静にみても、障害であり、障壁でしかないんです。

 

ま、尺八を吹く人を増やしたい、興味を持つ人を増やしたい、と耳から血が出るくらい考えたことがない、毛が抜けるくらい悩んだことがない方の浅はかな言葉、都合の良い逃げの言葉にしか僕には思えません。

あ、僕も耳から血は出したことはないか、毛は抜けてるけど。

 

「尺八は簡単。」「尺八は肺活量関係ない。」「尺八は楽しい。」と言い続けて、それらを実感できる練習を一緒に取り組む。

 

ハッとした気づき、その瞬間に「私も出来る」「できた」と一気に扉は開いていきます。

というか、そもそも閉じているモノなんてないのですが。

 

こんなことでいいの?

こんな簡単でいいの?

 

を信じてもらうこと。

 

わざわざ難しい方法、苦しい方法、で尺八を吹こうとしていることに気がついてもらうこと。

 

 

そして、そこに大事な要素がもう一つあります。

それを明日お話しします。

 

 

 

では、ごきげんよう。

 

※今日のごはん写真

写真は桃です!

そう、桃といえば僕の好きな食べ物です。
肉、蟹、桃、と全部2文字の僕の好きな食べ物でございます。

岡山から届きました。

オンライン通信講座の生徒さんが岡山から送ってくださいました。
オンライン通信レッスンというのは、動画添削による非同期型オンラインレッスンです。
生徒さんに演奏、吹奏を撮影した動画を送ってもらい、それにたいして僕が動画で返信をするというものです。
もし興味があるかたは、詳しくはレッスンのページに書いてありますのでご覧ください。

箱から開けた瞬間に、めちゃめちゃいい香り!!!

めちゃくちゃきれいなんです。
もうほんと生まれたての雛にさわるような、うまれたてのいのちをやさしく包み込むように触らないといけない!!

で、食べる前に1時間ほど冷やしていただきました。

めっちゃんこおいしかったです。
ありがとうございました!とっても幸せです。

また動画送ってください。お待ちしております!

 

【アイキャッチの写真募集します!!??】
みなさんのごはん写真、くじらさんの似顔絵!?など、TwitterのDMでコメントを添えて送ってください!
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尺八に関すること、もちろんそれ以外でも、質問・疑問もいただけたら、それにも僕なりの考えや体験談をお答えいたします。


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