尺八吹いてるけど、息が続かないいんだよね。
たくさん息がひつようだよね。
なんて、言葉が日本のあちこちで、老若男女問わず、声が上がって盛り上がっていますよね。
いや、もりあがってないか。
まあ、少なからずありますよね。
そんな話題の理由を少しはなしておりました。
前回は、改善のための前提となる考え方のお話でした。
いやいや、問題解決が考え方って、精神論かよ。根性論かよ。って思うかもしれません。
まあでもね、正しい方向性にむかって、進むための精神、考え方ってのはとっても大事ですし、正しい努力、正しい方向性に向かって根性をつかうのは重要なんですよ。
要は使い方、使いどころって。
さて、今日はもう少し具体的なはなしをします。
息が必要、息が足りない、苦しい、しんどいになってしまう状態には、2パターンくらいに分かれます。
1,楽器を当てなければ、苦しくない状態で、しっかりとした息を長く出すことができる。
2,楽器を外した状態でも、しっかりとした息を長く出すことができない。
ざっくりですが、多くの場合は、このどちらかになります。
1の場合で、苦しいのに頑張ってしまう理由、それは、音が出るからです。
音が出ている、ということを優先している場合が多いです。
楽器を持っていないと、苦しくなく長くしっかりと息がつづいているのに、
楽器を近くに持ってゆく、楽器を当てると、その動作がみるみる変っていって、苦しい動作に変化します。
変化してどうなるかというと、とりあえず音が出る状態になります。
その状態では吹きたくないのに。
でも、尺八を吹くんだからと、音が出ないことを拒否して、苦しくても音がでる動作に切り替わってしまいます。
くるしくなる、しんどくなる、息が続かない、という吹き方でも、音が出ているから、あっている、まちがっていない、と信じてしまうんです。
前回の話、努力の仕方、練習の価値を勘違いしてしまうとこのよくない現象に加速がかかります。
なので、
この段階における、「息が続かない、苦しくなる」という問題の解決方法は、
「音が出ることを優先しない」
につきます。
楽器を当てないで息を出すだけだと、しっかりとした息が長く続けられて、苦しくない。
それならば、それで、音を出しましょう。
そうすれば、すべて解決します。
そのためには、
音がないことを怖がらない。
成功は、「音が出なくても、吹き方が変化しない。」です。
鏡をみるとわかりやすいです。
だいたい、唇の穴が、ぶわぶわぶわーーーってみるみる広がっていきます。
わずかな変化かもしれませんが、2倍、ともすると3倍くらいになります。
ということは、息の消費はここだけでも一気に増えてしまいます。
そりゃ、息足りないですよね。
苦しいですよ。
ストローでの練習、
ペットボトルブローイング、
口すぼめ呼吸、
など、やって損はない間接的訓練はたくさんあります。
ぜひ、試してみてください。
では、
2,楽器を外した状態でも、しっかりとした息を長く出すことができない。
こちらの場合は、なぜでしょう。
細かく言うときりがないのですが、大雑把に表現してしまうと、
「きっとこれで音が出るだろうとイメージしている動作がもうしんどい動作」であることが多いです。
これを細かく書くと長くなりすぎるので、今日はここまでにします。
続きは、次回です。
では、ごきげんよう。
※今日のごはん写真
「音も出ないし、息がくるしい、しんどい。」って状態の方もいらっしゃるでしょう。
こういった方も練習する内容は同じになります。
楽に長くしっかりとした息を伸ばせる動作を楽器を当てずにやる。
ストロー、ペットボトルブローイングなども大いに活用してください。
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