正論にみえるモラハラに気をつけて良い環境作りを心がける

さてそろそろこの話題も終わりにしないとですね。
くどいのが一番いけない。
同じ話題で連続して書いてますのでお時間があるときに呼んでください。

指導とよばれる「正論」に隠されたモラハラの本質

 

そんなこと、当たり前。
楽器を初めてどれくらいの熟練度で取り組んでいるか、を鑑みなければその当たり前は誰のためのもの?

与えている課題があっていないのではないか、と見直すことだって必要かも知れません。

そして、まさにいま学習中、成長中の人達にとって、「音程が不安定」「音量がコントロールできない」というのも、まさにその成長段階の真っ只中にいるからこその現象です。

試行錯誤を繰り返し、何度も失敗しながら、あなたの体と心が、尺八という楽器との対話を深めている証拠なのです。

それを「基礎ができてない」の一言で片付け、まるであなたが努力をしていないかのように決めつけるのは、あまりにも乱暴な意見だと言わざるを得ません。
「基礎とは何ですか?」と聴きたいところです。
ともすると、基礎を甘く見ていませんか???と僕が詰問したくなります。

 

成長を「サポート」する側が持つべき視点が必要です。
本来、指導者とは、生徒の成長段階を見極め、適切なアドバイスと励ましをもって、その道を照らす存在です。

しかし、中には「素晴らしい音楽を目指して当然」「自分は芸術家だから」という思い込みが先行し、その高すぎる理想を、まだ途上にある学習者に一方的に押し付ける人や環境があります。

僕の生徒さんの中には、そうした「外野」からの叱責を恐れ、僕達がレッスンで大切に育ててきた、身体に負担のない正しいフォームを捨てて、私が一度も教えたことのない、むしろ推奨しないようなフォームで尺八を吹いてしまう子がいました。

「外野」からの叱責、怒られることを避けたい一心で、自分の努力の成果を自ら否定してしまう、その姿を見るのは本当に心が痛みました。
すごく、落ち込みました。すごくハットさせられました。

こうした行為は、「指導」ではなく「支配」です。

指導者とは、相手を尊重し、才能を伸ばすための伴走者であるべきだと僕は考えています。
怒鳴りつけたり、人格を否定したりするような指導は、はっきり言って指導者として不適格です。

そして、周囲の人々も、もしこうしたモラハラが起きている現場を目撃したなら、「あの先生は厳しいから」と傍観するのではなく、毅然とした態度でその行為を止める必要があります。
それが、学習者を守り、仲間をまもり、健全な音楽環境を育むために、僕たちが、大人が果たすべき役割です。

自分が出来る反省点としても、生徒さんとの信頼関係をもっとちゃんとしっかりと作ることが必要だったとも思いました。

 

今、なやんでいる、苦しんでいるあなたへ

あなたは間違っていない。大丈夫。

 

もし今、あなたが「自分は不真面目なのかもしれない」「努力が足りないのかも」と自分を責めているのなら、どうか立ち止まってください。

あなたの努力は、決して無駄ではありません。 あなたの真剣さは、誰よりも尊いものです。

怒られることを避けるために、これまでの取り組みを否定するような選択をしてしまうのは、決してあなたが向上心がないからではありません。
それは、恐怖心を植え付けられ、心理的な安全が脅かされた結果に他なりません。

あなたの努力を認めず、成長の道を妨げるような環境こそが、根本的におかしいのです。

どうか、自分を信じてください。
そして、あなたの努力を理解し、尊重してくれる指導者や仲間を大切にしてください。

真の向上心とは、安心できる環境で育まれます。
正論にも聞こえる指導、向上心のなさを攻めるようにも聞こえ、その指導がモラルハラスメントだと気がつき難いことがかなりあります。

だからこそ、環境は悪くなっていきます。
モラハラが見逃される環境になれてしまってはいけません。

もちろん、作ってはいけません。

尺八の技術を正常に積み上げていくためには、何よりも「心理的安全性」が不可欠です。
尺八だけではないとおもいます。

安心して失敗でき、安心して質問でき、安心して自分なりのペースで成長できる環境こそが、真の向上心を育み、素晴らしい演奏へと繋がっていく土台となるのです。

「正論」という名の言葉の暴力に、あなたの心と成長がこれ以上傷つけられることがないよう、僕は心から願っています。

僕は強い意見と強い意志を持っているように見えるので、僕に話をする、質問するのを恐がれることが多いです。
でも、僕の強い意志と、意見は、いろいろな話を聞いて作ってきた物です。

だから、どんどん聴いて欲しいし、質問して欲しいし、教えて欲しいのです。
ただ、僕は考えを争わせるつもりはないので、そういうつもりでの話はいやです。

なるほど、そういう見方もあるなと、お互いのプラスになること、ハッと気がつける人といつまでも学べる人とお話がしたいです。

 

あなたの尺八の音が、いつかどこまでも自由に響き渡ることを信じています。
応援しています。

 

ということで、この話題はこのあたりにします。
もうこの話題をしなくてもいいときが来ることを願います。

 

※モスバーガーシリーズですね。
モスと言えばこのポテトも美味しいですよね。

マクドナルドの細くてしょっぱいポテトもたまらなく好きです。
そしてこのモスのポテトもほくほくもとても好きです。

いろいろなお店のポテトだけをあつめてポテト祭りしたいです。
YouTuberがやりそうな企画みたいですね。

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