「知っている」を改編するためにどうするか。

今日は、前回お話しした【和楽器もしもソング】の、「ふざけた大真面目な狙い」によって起こる「効果」について書きます。
半分は、こんなことが起きたらいいなという僕の「妄想」に近い狙いです。

 

1. 「単純接触効果」で「知っている」を変える。

心理学には「単純接触効果」という言葉があります。何度も目にしたり耳にしたりするうちに、自然とその対象に好意を持つようになる現象です。

もしSNSから流れてくるJ-POPから、当たり前のように「尺八を吹いてールラルララ……」なんて聞こえてきたら?
「えっ、今なんて言った?」「歌詞は変だけど、曲は普通になんか好きかも」

なんて、うまくいくとは限りませんが、この「ちょっとした違和感」と「親しみやすさ」の同居こそが、新しい入り口になります。

もし、「和楽器もしもソング」の新曲が毎日SNSから流れてきて、いつのまにか、和楽器の「知っている」がもしもソングで知っているにに書き換えられていたなんてね。

TikTokに毎日演奏動画をあげていたときがありました。
あの動画をみた人達は、和楽器の知っているが少し変わっていたかもしれません。

まあ、僕のは明確な結果になってはいませんが、
和楽器バンドも、この音止まれも、「しっている」を書き換えた大きな例の一つです。

 

2. 認知的不協和で「知っている」を変える

AIで作ったJ-POP風の曲は、いわば現代の空気に馴染んだ「擬態」です。
現代的なサウンドに乗せて和楽器の用語を聴くことで、日常にない異物の混入、整合性のないものが混ざり込んだことに違和感が生まれます。
その違和感を解消するために、聴き手の脳内にある「和楽器=古臭いもの」という固定観念を、一瞬だけ解除されるわけです。

これが、認知的不協和による矛盾の解消です(笑。
となると、いつのまにか、箏や尺八、和楽器という楽器は、現代に普通に存在する物へと、認知が変わります、

この状態でいつか本物の尺八の音を聴いたとき、これまで「異世界の言葉」だけだったものが、「ああ、あの曲で歌っていたあの楽器か」という、親しみのある存在に変わるのです。

これもすでにそういった物があって、和楽器でJpopをカバーしたり、ゲーム音楽、アニソンを演奏すると現れる効果です。

 

3.せまい箱の中(しっている)から外に出てい行く

現代において、和楽器はかなり狭い範囲に限定されたものとして、広く多くの人に認知されています。

できること、存在そのもの、などすべてにおいて、かなり狭い物、かなり不自由な物、かなり縁のないものとして。

認知の中のものを提供するのも大事なことです。
しかし、大きな変換、変革、新規の獲得は、認知の外にあるものを提供したときに生まれます。

つまり、少し踏み込んでいってしまうと、お正月は和楽器というイメージでは絶対に、和楽器は日常にもどってきません。
和楽器は、お正月に聴くものといった狭い認知に答えているだけでは、和楽器は、たまに聴く物、お正月の物、縁のないもののままです。

ケンタッキーフライドチキン、KFCは、クリスマスのイメージが強いですね。
だけど、クリスマス以外でも食べます。食べたくなります。

普段から売れているKFCがクリスマスの3日間で年間売上の7%をたたき出します。
ざっくりですが、通常の3倍うれてるんですね。

日常の存在していて、そして特別なときがあるのはとても強いと思います。

1月は「お正月」で和楽器を聴かされるぞ。
2月は「節分」で和楽器が聞こえるぞ。
3月は「ひな祭り」で和楽器が聞こえるぞ。
4月は「さくら」で和楽器が聴けるぞ。
5月は「端午の節句」で和楽器が聞こえるぞ
6月は「ジューンブライド」で和楽器が聞こえるぞ
7月は「七夕」で和楽器が聴けるぞ
8月は「夏祭り」で和楽器が聴けるぞ
9月は「お月見」で和楽器が聴けるぞ
10月は「なんだか切なくて」和楽器が聴きたいぞ
11月は「特に理由がなくて」も和楽器を聴きたいぞ
12月は和楽器で「クリスマスソング」をやって欲しいぞ

とにかく、年間を通して和楽器を弾く機会を虎視眈々と狙って日常に潜り込むわけです。
10月、11月にはなんだかわからないけど、和楽器が弾きたいし、聴きたいになっていく設計を考えないといけなわけです。

さて、少し長くなりました。
今日の和楽器もしもソングはこちら。

難易度は低めです、尺八あるあるソングです。

知らない世界、興味のない世界の、あるあるソングを聴いて、へーっておもってもらえるだけでもうれしい。

AIをつかって僕がしていることの中身を話し続けてもう数回です。
もうちょっと続きますのでお付き合いください。

和楽器の明るい未来は待っているだけではやってこない!ではどうするかという話になっていきます。
お楽しみに。

 

ではごきげんよう。

 

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