雪の中に咲いた音――OBOG会で見つけた「終わりの先の始まり」

先日の24日は、ジュニア邦楽合奏団OBOG会(仮)のスタジオ開放日でした。
翌25日は、燕喜館での「和楽器体験会」。

両日とも、最強寒波による大雪に見舞われた週末でした。

24日は朝から雪が降り積もり、日中もじわじわと勢いが増すばかり。

「さすがに今日は参加者はいないかな」と思っていました。
グループLINEでも「雪なのでお休みします!」という連絡が続き、世話焼きおじ、としては、むしろこの天候なら休んでくれた方が安心でもありました。

せめてZoomだけでも繋いで、オンラインで顔を見せ合えたら……。
そう思いながら、午前中の除雪作業で溜まった疲れを癒やすべく、温かいコーヒーを淹れようとしていた、その時でした。

「こんにちは!」

なんと、この雪の中、スタジオに足を運んでくれたメンバーがいたのです。
しかも今回が初参加。久しぶりに元気な顔が見られて、本当に嬉しかった。

ジュニア邦楽時代の道具や楽譜を大切に持ってきて、OBOG会に参加してくれた。
その姿を見ただけで、「ああ、この会を始めて良かったな」と心から思えました。

「全然弾いてないから」と苦笑いしながらも、いざ箏に触れれば、昔の感覚が鮮やかに蘇っていく。
指先が、体が、ちゃんと「奏でていた事実」を覚えているんですよね。

その子たちの世代は、急激に団の技術が上がっていき、団員一人一人の負担も多い時期だと思います。

僕自身もその当時の過去を振り返れば、指導者として未熟だった面もあり、申し訳なかったなと思うこともあります。

頑張りや努力をちゃんとねぎらってあげることができなかったなと反省もあります。
(そんなことを話していたら、そういう年齢だからとか、そんな時代もあったからとか、今の年齢だからとか、ありますよって諭された。)

だからこそ、これからの長い時間の中で、また和楽器がみんなを繋ぐ要になってくれたらと願っています。

 

その後、もう一人雪の中。来てくれました。 二人が揃うと、なんとなく合奏が始まり、なんとなく音が重なっていく。

「そう、この光景が見たかったんだ」 しみじみと、そう感じていました。

あっという間に終了時間となり、「えっ、もうそんな時間!?」と驚いているのをみると、楽しかったのかなと思ってまた良かったなとかみしめました。
また近い世代の子たちに声をかけて、遊びに来てくれると嬉しいです。

種をまき、育て、仕組みの中で終わりが来る。
でも、その先に「次の仕組み」を設計すれば、終わりは始まりに変わります。

これまで無かった窓口や入り口を、時代に合わせて作っていく。
「時代と共にあること」の本当の意味を、この雪の中で実感しています。

次回は、25日の体験会のお話を書こうと思います。
大雪の中でも、多くの方にご来場いただきました。

では、ごきげんよう。

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