唇と顎のあいだにあるくぼみの名前が判明しました！！

2月に

「顎のくぼみは尺八を置くために神が人間に与えた場所なのか！？」

という記事を書きました。

人はついつい、唇と顎のあいだにあるくぼみに尺八を当てたがるけど、それでいいの？？という内容の記事です。

実はこの記事、僕のブログの中でダントツに読まれている記事なのです。
みなさん、顎のくぼみがめちゃめちゃ気になっているんですね( ﾟДﾟ)

そして、ようやく、唇と顎のあいだにあるくぼみの名前が判明いたしました！！

それは、ホームページをご覧になってくださっている方からの1つの投稿でした。

＞「顎のくぼみ」ですが、この部位には
＞「頤唇溝（おとがいしんこう）」という呼び名があるそうです。

衝撃でした。
めっちゃ漢字むずかしいやん。

頤唇溝という名前さえわかれば、Google先生の出番ですよ。
「顎のくぼみ」という検索語ではたどり着けなかった情報に簡単にアクセスできました。
これまでは、「顎のくぼみ」で検索したら、僕のサイトが出てくる始末ですよ。
これはいけません。

頤唇溝、で検索すると口の周りの筋肉や部位に細かく名称をつけて解説しているサイトがありました。

例えば、
http://www.anatomy.med.keio.ac.jp/funatoka/anatomy/spalteholz/J636.html

こんな図を見ながらだと説明しやすいですし、場所を認識すること、名前があること、で人の脳はかなり理解が進みます。
そこが動くのね、そこにあるのね、わからなくても、わずかな変化や反応を知覚しやすくなります。

頤唇溝もよくみたら、唇と頤（おとがい）の溝というなんともシンプルな名前と。

ではあらためて、

頤唇溝は尺八を吹くためにある場所ではありませんよー。
置きやすいからといってうっかりおいちゃうと”いい”音出ませんよー。
骨格によって人それぞれ違う場所が基準になるのはおかしいですよね。
大事なのは、歌口と唇の位置関係です！
下唇にどんな風にタッチしているか、を考えてください。

詳しくはこちら↓をごらんください。

「尺八を当てる場所のポイントとなるアノ場所になにか名称をつけたい、もうすでにあるなら教えて欲しい。」

さすがに、下唇が尺八にタッチしてほしい場所の名前は、、、ないのかな。

とりあえず、リアルな唇の図をみながら、この辺に触っている感覚に敏感になってくださいと言うしかないですね。
うっかり、顎あたりとあのあたりを基準にするのは卒業しましょう。

音の出やすい状態をしっかり作ってゆくこと、がスタートラインです。
尺八はそれができれば、簡単に音が出ます。

実は上の尺八を当てる位置の解説記事、あれは初歩の段階の方に向けての記事なんです。
下唇を使ってしっかり蓋をする感覚、尺八に下唇がタッチしている感覚、それらをしっかり身につけたら、次の段階に移行するのです。
それに関してはまた追々記事にしようかと思います。
次のステップに進むべく状態に充分に達していなかったら、よくないことしか起きませんので、まずは、基礎、基本、土台となるべく状態をしっかり感じて、体に覚えさせてください。

ちなみに、この情報をくださった方が、なぜ、頤唇溝に興味を持たれたかというと、

＞福島県の『相馬野馬追祭』、戦国武将ゆかりの城下町でみられる武者行列。
＞そして戦国時代題材の実写映画やＮＨＫ大河ドラマにある合戦シーン。
＞兜の「忍緒（しめお）」がよくこの位置で丸結びされているのを見ることができ、僕自身気になって調べていました。

とのことでした。

尺八とは一切関係のないところから、たどり着かれたのですね。
どんなジャンルでも人の興味をひく、唇と顎のあいだのくぼみ、神秘的ですね( ﾟДﾟ)

とても、有益な情報をありがとうございました！

これから、「頤唇溝を基準にして尺八を当てるのはよくないですよ。」っていいまくりますよー！

ではごきげんよう。

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