高い尺八、安い尺八の根拠は???
思う機会があったから、個人的な考えをまとめます。
結論から言います。
「尺八の価値はその人によって違う!」
綺麗な見た目の尺八に価値を感じる人。
竹そのものに、複雑な文様が自然とできていて、美術面で価値を感じる人。
装飾が派手で、金、銀、財宝がちりばめられていることに価値を感じる人。
昔の名人が使っていた尺八に価値を感じる人。
いわゆる古管と呼ばれるものに価値を感じる人。
制作者が亡くなってしまいもう新しものが作られないから価値を感じる人。
あこがれの鯨岡徹さんが鑑定してお墨付きをだした尺八だから市場価格の3倍でも買う人。
ということです。
人それぞれです。なので、否定もしません。ただ価値の基準が違うだけなので。
おそらく、どんな物事でもこのような判断が必要かと思いますが、何を基準につけられた価値なのか、値段なのか、を考えることが重要です。
さてさて、そんな中で、「高い尺八」に関して、一個だけ、そうじゃないですよ、って言いたいことがあります。
尺八を練習して、うまくなろう、上手になろう、という気持ちをはぐくむためにも、これだけはやめて欲しいなと思う考えがあります。
「高い尺八だからいい音がする」
これです。これはやめましょう。
尺八は音が出にくい楽器です。
なので、高い楽器だからいい音がするんだ!って思っている人いるかもしれません。
それだけ高い尺八吹いてりゃいい音するに決まってるよ!
プラ管だからいい音がでないんだ、俺だって高い楽器を買えばいい音だせるんだ!
とか思っていたら、ダメです。
ほんとダメです。
いい音を出せる理由は、練習したからです。
練習したからなんです。
なので、いい音が出ない人は、練習してください。
プラ管の最高傑作、「悠」は、当然いい音出ます。
入門用、体験用の最高傑作、「なる八くんWhite」も当然いい音が出ます。
逆に言えることもあります。
高い楽器を持っていてもいい音出ない人はでません。
理由は何か。
楽器がそもそも悪い、か、練習してないからです。
ね、練習しましょう。
では、ごきげんよう。
次回は、鯨岡さんは何に価値を置いているかお話します。
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