初心者必見、尺八の吹き方
音の出ない原因を考えてみましょう。
どんな言葉が思いつきましたでしょうか?
こんな言葉でてきませんか?
もしくは、こんな言葉を言ってもらったほうが安心しませんか?
・肺活量が少ないから
・腹式呼吸ができてないから
僕はレッスンでは絶対にこれはいいません。
理由は関係ないからです。
この二つが音の出ない原因ではないからです。
できない理由を考えるときに、こういったちょっと知っている言葉、それっぽい言葉で、まとめたほうが、わかりやすいし理解できるような気がします。
こんな言葉をかけてもらったほうが、できなくても、知っている言葉だから、理解できるから、安心できるから、本来の原因ではないことがらを落としどころとして納得してしまいます。
それは、自分が自分の知識の中の具体的だと思える言葉、自分が納得したい言葉に逃げているだけです。
それではもったいない。
先生についているのなら、自分の理解しやすいように変換せずに、素直な気持ちで、まっさらな気持ちで、先生の具体的な言葉にもっと耳を傾けてみましょう。
教則本をよみながら、独学しているのなら、その教則本に書いてある言葉を自分勝手に変換せずに、想像力豊かに試してみましょう。読み取ってみましょう。
では、音が出ない原因は何か?
・楽器をあてる位置がわるい。
・下唇と顎を使って蓋をするように塞げていない。
・音のなる場所に息が当たっていない。
・音のなる要件を息が満たしていない。
といった、複数の要素があり、それら要素の調整がうまくいっているかいないかが原因となります。
細かく体を動かして、感じ取って、イメージして、思いどおりにならないけど、なんとか頑張って、ためして、ためして、やってみての繰り返しが必要です。
そんなの面倒、細かく丁寧に考えるのが面倒だと、
・肺活量が少ないから
・腹式呼吸ができてないから
といった言葉に逃げるのが楽ですよね。
挙句の果てには、
・向いてないから
・センスがないから
という言葉をいいだすのは。。。。もっと、やめましょう。やめてください。
センスなんて僕にもありません。僕だって向いてないかもっしれません。
自分で書いてて悲しくなってきた(笑。
解決してゆく楽しさがありますよ。
できないことができるようになる喜びがありますよ。
具体的に考え、具体的に試し、細かく自分の体を動かすこと、感じることで調整できます。
試しては、改め、試しては、改めの繰り返しです。
音が出ない理由を簡単な理由に落とし込まず、もうすこし具体的にかんがえてみましょう。
思いがけない、単純なことかもしれませんよ。
つけたしですが、中級者、上級者になっても、肺活量のこと、腹式呼吸のことは一切言いません。
どのように理解されているかわかりませんし、思い込みの知識では決して上達しません。
体がどう動いているかを具体的に説明します。
学ぶ、ということ、できるようになる、ということが大切です。
知らないこと、できないこと、は恥ずかしいことではないです。
恥ずかしいのは、しってるつもり、できてるつもり、です。
自由自在に尺八を吹くためには、「考え方を固定しない」「一つの成功をすべてに共通させない」など、ご自身の成長や変化に合わせて、柔軟に変化させてゆく必要があります。
どんなことも、根気強く続けることが必要です。
そして、柔軟に変化させてゆくことも必要です。
大きな成長や変化を止めている原因がご自分の中にあるかもしれません。
なので、僕も常に考えています。悩んでいます。
では、ごきげんよう。
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