指使いが正しいから、その音になる?音が並べば、音楽になる?

尺八の音を出すときに「これ」足りていますか?

だいたい音感への道、第2回目の記事です。

 

ロツレチハの基本運指のみで演奏できる耳なじみのある童謡、ポップスなどを演奏して録音する。

録音を聴いて、音痴に聞こえるかどうかを確認してみる。

そこで、あってるかな?どうかな?へんにきこえるとこあるな?って自分で気がつくことが大事なのです。

 

音程に関して大切なことは、

「頭の中で思った音を実際に再現する」

指使いを指定の指使いにしたから、その音がでる。という思考回路はやめにしましょう。

その音のための指使い、その音にしようと思って吹いた息、その2つがそろって、その音になります。

 

チューナーをみて判断するのではなく、知っているメロディになっているかどうか、で判断しましょう。
だいたい、ですから。

まずは、だいたい。

その先は、だいたいが身についてからでも充分です。

 

楽譜を見ながら、音を出していると、書かれている音の指使いにすればいい、みたいな感じに思ってしまって、音の高低に目をあまり向けなくなります。

縦書きの譜面ならなおさらです。
縦書きの譜面をみても音の高低がわかる、身についている人は、大丈夫です。

ただ、初心者の場合は、これがとても難儀なのです。

ロツレチハ、これを少しでも高低をつけて読んでほしいのです。
だいたいでいいです(笑。

 

その指にすれば、自動的に音になり、並べれば音楽になる、のではありません。

その音にするぞ!と思って吹かなければ、その音もその指使いも意味がありません。

 

なので、頭の中でしっかり、出したい音、をイメージして、その音にするぞー、って思って吹きましょう。

声を出すのと同じです。

なので実際に歌った方が尺八の音に反映されやすいですし、声の音量、音程を調整する機能は、尺八を演奏する能力に良い影響を与えます。

ハミングでもいいです。
メロディーをうたってみましょう。

そして、尺八で吹きます。楽譜はみません。

すごく、当たり前の練習かもしれませんが、

「頭の中で思った音を実際に再現する」

という目的をもって、吹いてみましょう。

 

急がず、慌てず、ロツレチハのみで演奏できる曲から始めましょう。

 

心構えをおはなししましたので、次は、体の動きで起こる問題、「音程が安定しない理由を考えてみる。」をお話しします。

 

では、ごきげんよう。

3から4回で終わらんな、こりゃ。


ワンポイントアドバイス、文字では限度もあります。
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