尺八2.0を目指して
予定していた記事を変えて、急遽違う記事をかきます。
あるネットニュースをみてから、ここ数日いてもたってもいられなくなったからです。
まずはその記事を読んでいただけるとうれしいです。
フェンシング2.0に挑む会長・太田雄貴の奮闘
スポーツ界をいかにしてアップデートするか
https://toyokeizai.net/articles/-/242510
(2018/10/12の記事です)
自分たちがやって来たこと、やってゆくこと、自信を持って取り組んできたことが、もっと背中を押してくれるように思えました。
そして、プロ・アマ問わず和楽器に関わる人たちのなかでも、どう関わってゆくかをこの記事を通じて真剣に考える立場にいる人は、大勢いると思っています。
どんなジャンルでも、どんな物事でも、この記事の内容を真摯に受け止めなければいけない立場の人がいるかと思います。
達成したい目標があるが、達成されない。業績悪化。
お仕事をされている方だったら、これが、仕事、業務、ビジネスで起こっていたらどうします?
すぐに原因を探り、手段を検討し、改善・解決し、達成できるようにされますよね。
とにかく、必死にやりますよね。なりふり構わずに。
でも、仕事じゃなければ、それを解決せずに、向き合わず、夢や幻を追いかけることを続ける。
ま、理由はわかります。
仕事じゃないですからね。
ビジネスの現場で、バリバリとされている方でも、仕事じゃない場面で、こんな感じになってしまう方はいらっしゃると思います。
原因はいろいろあると思います。その方の問題ではないです。
組織や、周りへの遠慮など、いろいろでしょう。
夢や幻を追いかけることが目的であれば、現実と向き合うために本業としてのお仕事をしながらやる。これもありますね。うん。だから、仕事とは別、という考え方でもいいと思います。
ご自身の関わり方、取り組み方、考え方ですから、違っていいです。
違って当然。なので、正解も、不正解もありません。ただ、違うだけ。
僕は、僕のやり方として、演奏家として、プロとして、仕事として、改善すること、修正すること、目的を達成するために現実と向き合ってきました。
そんななかで、何度言われたことか、仕事にしてない方から「プロ気取り」とか「偽物・まがい物」と。
本当に良くしたい、改善したい、なにかをなしたい、という思いや願いがあるなら、それは立場は関係ない共通の願いだと思います。
たくさんの人に演奏を聴いてもらいたい、和楽器に興味をもってもらいたい、若い人が増えて欲しい、などなどなど。
その願いに繋がりそうな、きっかけや変化を業界として歓迎して、みんなで盛り上げていかないと立ち行かない時代になっています。
全員が頑なになる必要はないと思っています。
その役割を果たす人は、限られた芸を持っている限られた方々が貫いてるいらっしゃいます。
この楽器がなくなってしまわないように。
この楽器がその時代、その時代、いろんな時代の思いを乗せて奏でていた音楽がなくなってしまわないように。
僕は、僕の役割を果たそうと思います。
巨大な山の険しい高み、深海のように先の見えない奥深さ、それらを支えるには土台となる大きな裾野が必要です。
僕は入り口を裾野を広げていきたいと願っています。
古いものも、新しいものも、変化も、何もかも、足を引っ張ったり、何かを否定したりして、良くなるとは僕は決して思いません。
多くの物事は、地方から衰退が始まります。
母体となる人口が少ないのに、大都会でのやり方を大事に見習っていたり、大丈夫・大丈夫と安心したいという本能(地震災害のときに話がでる正常性バイアスってやつはこんなときにも顔をだしてきます。)もあります。
同じジャンルだからといって、成立している理由が人口の多さだけに委ねられるだけのものを参考にすることほど危ないものはないと思います。
僕が、参考にするのは、異なるジャンルでもいいから、新規を獲得し、逆行をはねのけたもの、V字回復したもの、です。
それらには、規模が小さくても、逆に地方から息を吹き返すものだってあります。
僕は一生懸命に尺八を吹いてゆきます。
薫風之音を結成している藤崎という心強い相棒もおります。
薫風之音のオリジナル曲の楽譜を購入して演奏してくれているみなさんもたくさんいらっしゃって、ほんと励みになります!
もっと、考えて、模索して、試して。興味を持ってもらうように、好きになってもらえるように。
気づいた人、本気の人、和楽器大好きな人、演奏しないけど聴くだけの人も、みんなが一人一人が発信できる時代。
こんなことができる時代に滅びるなんてウソです。
みんなで頑張りましょう。一人一人が主役です。
僕も頑張ります。
今後ともよろしくお願いいたします。
昨日が誕生日だったので、気持ちを改めるつもりで書きました。
長文読んでいただきありがとうございました。
では、ごきげんよう。
明日こそは、体の動きで起こる問題、「音程が安定しない理由を考えてみる。」をお話しします。
大変失礼いたしました。
(ちなみに最近ごちゃごちゃ言われませんが、そういう人たちとはご縁が自然となくなりました。)
ワンポイントアドバイス、文字では限度もあります。
もうちょっと詳しくって方は、ぜひレッスン受けに来てください。
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