尺八の音のを安定させる
まずは、
楽器が悪い!
これはもう話にならないので、楽器、変えましょう。
楽器が原因の音程の悪さもある程度は技術でカバーできますが、それ以上にまずい問題を抱えている楽器もありますので、その場合は楽器変えましょう。
さて、音程が安定しない理由。
・息
息が安定していないと音程は安定しませんね。
直前で吹いた音と同じ息で吹けてますか?
(ロツレチハの基本運指なので)
もし、息が弱くなってしまっているのであれば、息継ぎしましょう。
初歩の内は、息継ぎをしっかりしてください。
むやみやたらに、一息で何拍もつなげたり、数小節も吹こうとしないようにしましょう。
次は、
・持ち方
持ち方のせいで楽器が不安定になっている場合があります。
下管を持ちます。
右手が下の場合は、右手の中指と親指のみで持てるようにしましょう。
この持ち方になっていなければ、孔を閉じたり、開けたりして指が動くことで、楽器がふらふらと動いてしまう原因になります。
楽器がふらふらと動いてしまうことで、下唇と歌口の関係、距離が変化してしまい、吹きにくくなったり、音程が変化してしまいます。
そして、上管を担当する左手は、楽器を持ちません。
いいですか、
左手は添えるだけです。
ニヤリ。これいいたかったw
持ち方、とても大事です。
注意してください。
最後に、
・指をしっかり動かす。
指の根元から動かして、はっきりと指を動かしてください。
中途半端な位置にあるだけで、音程が低くなったりします。
これだけで、大きく改善する部分が多いです。
他にもたくさんの要素がありますが、まずは、この3点に気をつけてみましょう。
そして、頭に思い描いた音にするぞ!という気持ちとともに、その音を作りましょう。
地道な作業ですが、とても大切な土台となります。
初心者のときに、「全体的に音程が低い」という現象は、あんまり気にしないでください。
全体的に低いのであれば、問題ないです。
ここで気にしてほしいのは、自分が出している1つの音にたいして、もう1つの別の音が低く・高くなってしまう問題です。
言葉をかえると、半音の幅、全音の幅、といものを、だいたいでいいので身につけていきましょう!という話なのです。
「全体的」に低い音程は、練習している内に徐々に、「全体的」に音程が上がっていきます。
だいたい音感は、自分の出している音程、に対して高いか、低いかを感じることを目的にしています。
そして、正しい音程の幅で、ロツレチハをただただ繰り返し吹く。
尺八の音が聞こえてきたら、ロだな、あ、これはチだなって音がロツレチに聞こえてきたら上出来です。
必要かどうかわかりませんが、尺八音感が手に入りつつありますよ。フフフ。
では、ごきげんよう。
次回は、三曲合奏など(江戸時代の音楽ですね)を学んでいる方のための「だいたい音感」のトレーニングの仕方を紹介してゆきます。
ワンポイントアドバイス、文字では限度もあります。
もうちょっと詳しくって方は、ぜひレッスン受けに来てください。
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