なぜ3拍子が苦手なのか。

3拍子が苦手な人おおいですよね。
日本人は3拍子が苦手、そういった文化がない、とかざっくりとした理由で、できないことを正当化したり、してはいけません。

もっともらしいことが言われています。

確かにそれらは、理由として考えられるでしょう。

 

ですがね、

 

実際に音楽をしようとしたら、3拍子どころか、2拍子だって、4拍子だって簡単にできません。

 

楽器を練習し始めたら、そのことに気が付くはずです。

 

でね、音楽を聴くだけのことを思ってください。

3拍子の曲を聴いていたって、なんとも思わず、普通に受け入れているでしょ。
それが、複雑な変拍子でも、複合拍子になっていても、なんとなく聞き入れて受け入れているんです。
フィギュアスケートで5拍子の曲がながれていても、見るだけ、聴くだけの人は、違和感なく受け入れています。

文化的に、生活様式的に苦手、とかだったら、そういう音楽をきいているだけで、吐いてますよ。

日本人が苦手、とかなら、聴いているときも違和感あるはずなんです。
音楽として聞き流すだけなら、いろいろな音楽を聴きなれている現代人には普通に聞こえます。

 

じゃあなぜ苦手なのか。

 

この場合の苦手というのは、楽器を手にっとって、自分で演奏する場合、ということです。

楽器を練習している人間、音楽に取り組んでいる人間が苦手だと思ってしまう理由は何かです。

 

 

日本人だから、とか、そういうどうしようもない理由で、苦手な理由を丸め込んではいけません。

講習会とかで3拍子がうまくいかないことの理由として「日本人は農耕民族で、うんたらかんたら、鍬をもってうんたらかんたら、西洋人は馬に乗ってうんたらかんたら」とかお茶を濁す話だけをして、解決法を提示できないのでは、本当にうまくなりたい人、悩んでいる人にとって、まったく意味がないんですよ。

もっともらしい理由があれば、できなくてもいい、苦手でもいい、みたいな、許してくれる優しい世界になりますもんね。
出来なくても許す優しい講師は喜ばれますよ。ちがう!もういっかい!ちがう!もういっかい!みたいな、講師は嫌ですもんね。

 

本当にいい講師は、できるようにする方法をいくつか提案できるはずです。

 

できるようにならなきゃいけないのですから、じゃあ、どうやってできるようにするか!

考えて、その明確な理由を教えなければいけないと僕は思っています。
(そう、僕は、本当にいい講師なのですからwww)

 

 

苦手な理由ははっきりしています。

 

 

練習してないからです。

 

 

あ、当たり前かw

 

賢明な読者の方なら、僕の視点に気が付く方もいるかもしれません。

もう少し詳しく言うと、

 

 

楽器を手に取ってから、4拍子を基礎とした練習しかしてないからです。

 

 

尺八の方に合わせていったら、無意識の息継ぎが、4拍子に偏ってしまっているのです。

 

これです。

ポイントは、「楽器を手に取ってから」です。

 

いいかえれば、多くの人が、4拍子が得意というか、意識せずともできる理由はそれです。
基礎練習が4拍子をベースにやっているからです。

ただ、それだけです。

 

4拍子をベースとした基礎練習をしてきた結果、4拍子がそれなりにできるようになった。

という事実を忘れてしまい、

(練習していない)3拍子も同じようにできてしまうと思い込んでいるから、苦手、と思いたいのですよ。

 

じゃあどうしましょうか、ということですが。

はい、練習すればいいんです。

 

( ゚Д゚)

 

身もふたもないw

 

つまり、4拍子に偏る基礎練習をやめましょう。
基礎練習の時に、3拍子系の音出し、運指練習をとりいれてください。

 

偏った基礎練習のせいで、無意識でしている息継ぎや、無意識のクリック感が、固定されすぎて、意識的にコントロールできなくなってしまう。

→4拍子の基礎練習でも、無意識でやっていては意味がないこと
→意識して、コントロールして使えるようになること

これらを忘れてはいけないということです。

 

無意識でできる息継ぎを、4拍子以外でもできるようにするということです。

無意識でしている息継ぎが3拍子のときに足を引っ張ります。
無意識でしている息継ぎを意識してできる、使い分けることができると、3拍子にも応用ができます。

無意識でやっている練習にもう一度、目を向けてください。

 

苦手だと思うのなら、なおさら、3拍子の基礎練習を取り入れましょう。

メトロノームのクリックを3拍子にして、音出しの練習をします。

これだけで、変わります。

息継ぎの仕方が変わります。
まとまりの感じ方が変わります。

 

3拍子もちゃんとできる人は練習しています。
決して、苦手、得意、それだけの話ではありません。

 

練習していなかったら、できませんよね。

なんとも、単純なお話でした。

 

 

ではごきげんよう。


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