さて、先日、テレビでBamboo Flute Orchestra(バンブーフルートオーケストラ)さんが演奏しているシーンをみました。
本人たちだけの演奏と、大御所の演歌歌手の方のバックとして。
まず思ったこと。
着物かぁーーーー。
決して着物を馬鹿にしているわけではありません。
あれでは、着物のよさも、演奏者のよさも、出てなくて共倒れになってると僕は感じました。
着物がクールでかっこいい!という風に見えるには、ほんと、ほんと、難しい。
だいたいの場合、着物がもっている印象・先入観(昔のもの、古い、若い人は着ない)のみで判断されていしまいます。
(決してそうではないのに、悲しいことですね。)
CDジャケットで着ていた衣装のあの感じでやってくれるほうがいい。
たとえ、和楽器なのに着物じゃないの!?という声があっても、プラスの要素のほうが多いだろうと予測する。
認知的不協和の方が、認識の仕方が変わる。
みんな若くて勢いのある演奏家なのに、ツイッターで流れた声は、真逆の印象も多くあり。。。
無理やり日本髪にしたり、お化粧もなんかあんな感じにしないほうがいいのに。
いろいろな思惑や指示や、演出、世間が期待しているもの、望む印象を作って、放送するんだろうなぁ。
でも、なんかもう。
という僕の個人的な考えですが。
もちろん、なんで着物なん!って思ったのは僕だけかもしれないし、そうでないかもしれない。
さすが、着物!そうでなくちゃ!!と思った方もたくさんいらっしゃるかもしれないし、そうでもないかもしれないし。
なんとも思わなかった人が大勢いることは確実かな。
和楽器だから着物だろ、って時代はとっくに終わってる。選ぶ時代。
(現にその前に出演した津軽三味線の上妻さんは着物でなく普通にスタイリッシュな衣装でした。)
着物の業界も苦労していると思います。
着物が特別なものにならないように、普段から身近にあるものであり、特別な時には特別な着物を、そしてその意味が分かるような。
きっと、そんな感じを思っていらっしゃるんじゃないかと、勝手に思っています。
和楽器と同じような悩みだと思います。
言葉を置き換えてみても、すんなりと意味が通じるし。
ツイッターで「下手なギターやめろといったら、上手な尺八がうんぬん」の下らんコピペツイート以外のツイートがみれる数少ない機会だったのに。
マスメディアや時代の流れが作り上げる、作り上げた印象は、巨大でその流れに乗るのが普通。
そこに文句言ってもしょうがない。
つまり、音楽を聴いていないんだろうなって。
中身を見ていないんだろうなって。
思い込みや固定概念だけで聴いている。
ということなんだと思います。
薫風之音のYouTubeですが、じみーな場所で、普段着で、いい年したおじさんとおばさんが、地味な編集の動画をとってアップロードしているのに、喜んでくれたり楽しんでくれてるのをみると、ちゃんと音楽を聴いてくれているんだなと感謝の気持ちになる。
ライブでも、音楽のことを話してくる人、衣装のことを話してくる人、それぞれ。
それぞれが和楽器に対するイメージを話してきてくれます。
いろいろな意見や考えを知ることができてありがたいです。
そんな中で、薫風之音の音楽を、薫風之音のステージのことを話をしてくれる人もいます。
めちゃくちゃうれしいですね。
楽しんでくれたんだな、つたわったんだな、一緒にいい時間を過ごせてもらったんだな、って思えます。
ツイッター、YouTube、今は個人が発信できる時代。
だから、僕は、僕たちが今、やっている音楽を発信する。
まずは自分が動く。
それだけ。
思い込みや固定概念だけで聴いているって話はまだたくさんあるけど、今日はここまで。
ではごきげんよう。
ワンポイントアドバイス、文字では限度もあります。
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