自然とはなんぞや、限りなく自然に近づく、唇の形、唇の穴のでき方、のアプローチ方法を紹介します。
大事なのは、書いてあるとおりに「やる」というより、「導かれて自然とできた」という心で挑んでみましょう。
自我をすてて、心を開いて、解き放ってみましょう。
(なんか文章が怪しいですがw)
では、3種類のアプローチ法を書いてみます。
いずれも、楽器をあてずにするイメージトレーニングです。
(楽器をあてても、優先すべき事柄を守って、良い状態が崩れないように注意してください。)
あわせている唇に隙間を作って、息が流れる、
のではなくて、
息が流れて、あわせている唇に隙間ができる。
ということを大事にしましょう。
唇を閉じてスタート編
唇を軽く閉じて(歯の隙間は空ける)「ぷー」息が長く続く状態をスタートだとしましょう。
「ふ」ではなく、「ぷ」なのは、上下の唇の粘膜がタッチしているからですよ。軽く閉じた状態から「ぷー」なのです。
軽く閉じて、「ふー」になっていたら、唇の穴は作られてしまっています。
試しにやってみて、違いを感じられるといいですね。
唇を開けてスタート編
唇を開けています。
この場合だと、「ふー」としながら唇を閉じてゆきます。
「ふいー」ではないです。「ふいー」ってなるのは唇を横に弾きすぎになります。
息の流れが先にあると思ってください。
それに寄り添うように唇を閉じれば、ちょうど良い、穴の形、大きさになります。
息の流れが良い状態とは??
・窮屈で詰まって出るのはダメ。
・息があっという間になくなって体がしぼむのもダメ。
吸った息が気持ちよく流れて抜けて、自然と次の息を吸いたくなる状態ですね。
唇を閉じてスタート編(ちょっと上級)
唇を軽く閉じ(歯の隙間は空ける)ます。
舌の根元を下げて「もぉ」みたいな変化をあたえます。
口の中が広がります。
舌の根元がさがるので、軽く閉じている唇は離れようとします。が離れないようにしよとする気持ちを残しておいたところで、「ぽー」です。
これは、経験者の方でもさらに良い音が出る形へのアプローチになるので、もし良かったら試してください。
うまくいったら、爆音をどふどふと鳴らせます。
これら3つのアプローチで共通していることが、2つあります。
1つは、
「息が拡散するようには吹いていない。」ということです。
唇の穴の目の前に歌口が来ますから、その歌口の一点に集中、収束する息をイメージしましょう。
2つめは、
基本的に唇は閉じたい、閉じていたい、閉じ続けていたいと願っていてください。
でも息が流れてくるから耐えきれなくて隙間が空いてしまう、でも閉じようとしているからそれ以上は隙間つくりたくない、という切ない感じが大事です。
強引に穴をつくってフーフー吹いてしまうと、あれです、無理矢理キスを迫って鼻息が荒くなってる感じになっちゃいますから。
尺八は、
肺活量で鳴らしません。
変な顔で吹きません。
窮屈に唇を締めて息を出しません。
上手に音が出ているときは、息の流れがスムーズなので、とても楽です。
軽く吹いても充分きれいな音がでます。
初めて尺八を手に取った方が、簡単に、らくに、音がでることを願っています。
ではごきげんよう。
ワンポイントアドバイス、文字では限度もあります。
もうちょっと詳しくって方は、ぜひレッスン受けに来てください。
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