音階・スケールと尺八の指使いの関係について理解するための道具をつくったよ。

尺八と五線譜の関係性をわかりやすく説明したいなとおもっていろいろと頭をひねっております。

そんな中で、一つのヒントをTwitterのタイムラインで見つけました。

これ、ものすごく楽しいのです。
動かしたくなるのです。

移動ド、固定ド、って言葉は聞いたことありますか?
この線のところにあるのがドだ!って思っていても、調が変るとそれはドではなくなってしまうというお話でして。

ハ長調で「ド」(階名)と呼ばれている音は「C」(音名)です。

ですが、

ト長調になるとさっきまで「ド」と呼ばれていた音「C」は、「ファ」(階名)と呼ばれるのです。そして、音名は「C」のままなんです。

調が変ると変る呼び名は「階名」(相対的な音の高さ)といっていて、何が変ろうと変らないものは「音名」(絶対的な音の高さ)って言います。

その変化が紙をスライドさせることで、わかりやすく見ることが出来る動画です。
よく見たら、長音階を作るときの音の幅もわかります。

これにインスパイアを受けて尺八の場合はどうなるんだろうと作ってみました。

尺八で変化するのは、持替える尺八の長さです。
尺八を持替えると、同じようにロツレチハを吹いても実際に出ている音の音程は変りますね。

尺八の譜面において、ロツレチは変りませんが、楽器を持替えたら、調がかわるのです。

そのことを踏まえて作ったのがこちらです。

長調だけでなく、短調の欄もつくりました。
尺八はどちらかというと短調を吹いていると説明した方がバシッと嵌まることが多いので。

なんの音を吹くと長音階になるのか、短音階になるのかがわかります。

それぞれの長さの尺八で吹きやすい調のスケール、吹きにくい調のスケールがあります。
この道具はそれをわかりやすく見ることができます。

 

尺八というニッチなジャンルで、さらに五線譜との関係を調べるというマニアックな道具ですが、これもダウンロードできるようにしておきます。

ダウンロード「音階・スケールと尺八の指使いの関係について理解するための道具」

 

もっている尺八がどんな調が得意かわかっても、実際に五線譜を演奏する場合は、五線譜にロツレチをふってから演奏しないと大変ですから、そのためには、五線譜の調に対応するロツレチの音名もわからないといけません。

なので、いろいろな音名と尺八の音符(ロツレチ)が対応する道具を作ってみました。
次回はそちらを紹介いたします。

 

ではごきげんよう。


ワンポイントアドバイス、文字では限度もあります。
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