いろいろな音名と尺八の音符(ロツレチ)が対応する道具を作ってみました。

五線譜と尺八の関係に関してお話ししております。

五線譜を尺八でふきたい!とおもったら、五線譜にかかれている調号が大きく問題になります。
調号によって吹きやすい尺八の長さがありますので、それを決めるための手がかりとなる道具についてこれまで紹介してきました。

 

まだお読みでないかたはこちらをお読みください。

・尺八で五線譜を吹いてみようと思った方のお役に立ったらいいなと思って。

・音階・スケールと尺八の指使いの関係について理解するための道具をつくったよ。

 

さてさて、

尺八の音符が実際にどの音に対応するかがわかれば、五線譜にロツレチを振って演奏することができます。

尺八の音符は「ロツレチハ」(都山)、「ロツレチリ」(琴古)といった独特のもの使っています。
この音の名前に関して、僕は「指、塞ぐ孔の状態」に原則的に名前をつけていると僕は解釈しています。

つまり実際にどんな音程の音がでていても、孔を全部閉じれば「ロ」であり、一個開ければ「ツ」であるということです。

尺八にはいろいろな長さがあります。
では、それぞれの長さの尺八の「ロ」は、同じ音程出ているかというと、違います。

1尺8寸の尺八の場合、「ロ」は、Dの音程です。
1尺6寸の尺八の場合、「ロ」は、Eの音程です。

ここで僕が「D」という言葉を使ったのは、Dは絶対的な音の高さを示す言葉だからです。
つまり、「ロツレチハ」は相対的な音の高さを示す言葉だということもわかります。

楽器を持替えると変化するのが「ロツレチハ」の音程です。
それぞれの長さの尺八の「ロツレチハ」がなんの音程と結びついているかを調べる道具をつくってみました。

円盤形のくるくる回すものにしてみました。
今使おうとしている尺八の長さが書いてあるマスを「ロ」にあわせます。
すると、その長さの尺八の「ロツレチハ」の音程がわかります。

一番外側の「ロツレチハ」は手書きです。

尺八以外の移調楽器でもつかえるかな?とおもってダウンロードできるPDFは空白にしてあります。

そして僕が超適当につくったので、回転させると枠の線ががっつりずれます!
広い気持ちで受け止めてください。

ダウンロード「五線譜と尺八の長さによる音符の変化の関係性を知る道具」

ただやっぱり、五線譜に「ロツレチハ」を振るときにはこの円盤の道具だと不便だなとも思っております。

みためのパフォーマンスを重視しすぎました。
知識として勉強するには役に立つと思います。

これまでの道具を融合させた道具の完成をイメージしておりますwww
近いうちにご披露できると思います。どうぞ、お楽しみに。

 

すごくアナログな道具ですが、こういったものがスマホなんかのアプリになるといいんでしょうね。
アプリ制作できる方いらしたらいかがでしょうか??
完全に他力本願でございます。
尺八アプリ、どんな機能があったらいいでしょうね。

 

ではごきげんよう。


ワンポイントアドバイス、文字では限度もあります。
もうちょっと詳しくって方は、ぜひレッスン受けに来てください。
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