「和楽器はよくわからない。」の言葉の真実。

テレビの企画で「プロとアマの演奏聞き比べ」「高価な楽器と安い楽器の聞き比べ」といったのがありますが、そんなときにこんな声を聴きます。

 

「和楽器はよくわからない。」

 

えーーーーーっ!!!

クラッシックならわかるん?ロックならわかるん?コーラスならわかるん?、ジャズならわかるん?ボサノバならわかるん?なになになに?わかるん???どれも専門的知識もっとらんやろーーーー!

なんで、和楽器だけ「よくわからない」と言い切れるんーーー!!!

 

って僕は思います。

 

つまり、それだけ、和楽器は知らん、ってことなんですよ。

身近にない。

いいものも、わるいものも、聴いたことがないから、わからん。

 

ってことなんです。

 

でしかも、これは、

興味がない。

ってことなんです。

 

わからんなりに、たのしもう(ポジティブ)

ですら、ないと。

 

演奏の機会をいただき、いろいろなところで演奏するたびに、

「初めて和楽器の演奏をききました!」

「こんな音がするとは思いませんでした!」

「和楽器の演奏でこんなに楽しい時間になるとは思いませんでした!」

本音がでるのでしょうか、けっこう思い切った感想をいってくるお客様もいらっしゃいます。

 

業界からは「下手くそのくせに、あんなのは偽物だ、本物ではない、伝統ではない」といわれているかと思いますが(被害妄想)、舞台の上でお客様に聴いていただく音楽をするのであれば、お客様がその価値がわかる、理解できるようにすることはとても大事だと思います。

わけのわからないものに、お金を支払ってまで聞きたいでしょうか?

 

和楽器はそれだけ、興味のないもの、聴きたくないもの、になっています。

 

自分たちが楽しい。のと、お客様も自分たちも楽しい、は大きく違います。

自分たちが楽しいことを押しつけていませんか?
伝統、正統、本来のといえば何でもまかり通ると思っていませんか?
ジブリ、アンパンマンをやっておけばいいって思っていませんか?

誰に向けて、なんのために、どんな目的で演奏しているのかを良く考えるべきです。
目的を達成するためにその手段は間違っていないか考えるべきです。

 

僕たちは、お客様も自分たちも楽しい空間を一緒につくってゆけるコンサートを心がけたいと思います。

その結果、薫風之音に興味を持ってもらったみなさまには心の底から感謝いたします。
ありがとうございます。

 

ではごきげんよう。


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