いただいた質問に答えます!「当てる位置・ビシッとくる位置、楽器の問題か、慣れの問題か。」

【アイキャッチの写真ありがとうございます。】
いやーとってもおいしそうな3段ハンバーグ!!
ソースもたっぷりで、当てる擬音はこれしかありません

じゅーーーーーぅ!

叫びたくなりますね。
もうこれだけで、ごはん2杯!

 

 

さて、ブログの最後の部分で、ゆるく募集をしている、ごはん写真やくじらさんの似顔絵(笑。

まさか反応があるわけないよって思っていたのですが。

 

ありました!

反応!

 

ありがとうございますーーー!

 

【ゆる募】ってことで書いたらすぐにごはん写真をいただきまして。
そして、じゃあ何か質問・疑問ありますか?ということをお聴きしました。

ごはん写真とともその方の質問疑問にも答えるという画期的なコーナーができてしまいました。

ということで、本日のトップ写真は、森@たまごちゃんの提供です。

そして、森@たまごちゃんの質問がこちら。

「慣れの問題か、楽器の問題か、見極めのポイントはありますか?」

ということなのですが、音を出すときの楽器を当てる位置が安定しなくて、鳴るときは一曲しっかり鳴るが、鳴らないときは全然鳴らないとのこと。
これは、楽器への慣れとか、楽器が合わない、とかそういったことはあるのか?という質問でした。

 

で、お使いの楽器の話を聞くと、ちゃんとした製管師のものなので、まず問題なしと。

あわせて楽器の問題とすると、というところを僕の考えをお話しします。

どうしようもない楽器の場合は、どうしようもないです
尺八として楽器の体をなしていないものもあります。その場合は、ちゃんとした製管師の尺八を買うのが一番です。

人の体のパーツの位置は人それぞれ違います。
そして尺八を吹くためにパーツが配置されているわけではない。
それとあわせて、尺八も一本一本自然の竹から作られているので、楽器がビシッとはまるということはほぼほぼ奇跡です。

なので、楽器の問題という部分は、とても少ないです。
まあ、選べばそれなりに自分にあったものを選べますが、その選ぶスキルが身につくまでは難しいでしょう。
(選んだり、調整することはもちろんします。しますが、楽器が合う合わないは最優先ではないと思ってください。)
いや、びしっと決まると言うことは、スキルがなくても音が出るということだから、そんなような奇跡の一本と巡り会えるかと思うと、夢のような出来事でしょう。

じゃあ残るは、「慣れ」ということになりますね。

確かに「慣れ」というのが大事になります。
大事なのは、スキルとしての「慣れ」です。

なんとなく当てている位置への「慣れ」ではなく、このように当てると鳴る位置への「慣れ」が必要です。

自分が当てて気持ちいい場所、ではなく、自分が当てて違和感があっても気持ちよく音の出る場所、です。

 

音が気持ちよく鳴る位置、簡単に音が出る位置というのを経験しているにもかかわらず、安定できないことが問題なんですね。

 

なんでこんなことになってしまうかというと、

「音が出なくても、尺八を当てると言うことにおいて安定している当て方・持ち方」を優先しているのです。

 

音が出なくても、自分にとって気持ちよく当たっている場所があったら、それを、尺八を吹くジャストの位置だと勘違い、もしくはすでに「慣れ」てしまっているのです。

 

尺八で大事なのは、音を出すことです。

音が出やすい当て方、持ち方に、多少の違和感があっても、優先すべきは、音が出やすいことです。

音の出やすい位置に当てる感覚に「慣れ」ることがとっても大事です。

 

楽器の合う合わないはほとんど少ないと言いましたが、可能な限り楽器を調整したり、選んだりして自分に合わせることはした方が良いです。
それでも、可能な限り楽器の合う合わないも解消するためには、その合う合わないを知るために、まずは音の出やすい位置と自分の気持ちよい位置のズレを認知できないといけません。

 

レッスン中に、生徒さんの当てる位置を修正すると、

「結構、上なんですね」

とおっしゃることがあります。

つまりこれは、もう、なんとなく自分の基準があるということでもあります。
そして、自分の基準から修正して、これを今の基準にするということになります。
口に出していただけると、とてもわかりやすくて助かりますが、ここで、無言になってしまうと、「吹きにくい場所で吹かされるーーー、こんな当て方で吹きたくないーーー」って思っていらっしゃるんじゃないかと不安になります。音に出にくいところで頑張るのは、ほとんど意味がないです。

 

音の出しやすい場所に当てていても、だんだん、音を無視して自分が当てていて気持ちいい場所に動いてきます。持ち方も持ちやすい持ち方に変ってきます。

 

尺八の当て心地が自分で気持ちいいと思っている場所・持ちやすい持ち方

音が出やすい場所(でも当てるとなんか違和感があるんだよね)・演奏しやすい持ち方

微妙な差に気がついて、

音、演奏、を優先できるようになると、感じている違和感はなくなって、自由自在に羽ばたく感覚が手に入ることでしょう。

 

 

今「慣れている場所」で吹くのではなく、音が出やすい場所に当てることに「慣れる」ということですね。

 

ぜひ、みなさんも気をつけてみてください。

 

森たまごちゃん、質問と写真ありがとうございました!

 

ではごきげんよう!

 

 

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