初心者の方、始めたばかりの方は、自分が上手くなっているかどうか、よくわからないかと思います。
自分の自身のことですから、よくわかるはずだと思わなくて大丈夫です。
自分の成長は、自分では気がつきにくいです。
自分とは毎日付き合っているので、毎日の自分の少しの変化には、気がつきにくいものなのです。
例えば僕が、しばらくぶりに会った人に、
お、太ったね?
といわれて、大正解。
みたいな、感じです。
毎日毎日少しずつ太って行く己の体に気がつかず、しばらくぶりに会った人に真実を告げられる。
楽器の上達も全く同じで自分以外の人に、
「最近いい感じじゃない?」
「上手くなったね」
って言われるってのは、相当変化していないと、相手に伝わらないものです。
例えば、現在体重が100キロを超えている僕が、3キロほどダイエットしても、決して他の人からは「痩せたね!」とは言われないのです。
自分が体重計とにらめっこして、500g減った、1kg減ったと喜んでも、他人には絶対に伝わらない。
でも、記録をして、少しずつ少しずつ、積み重ねて、3kg減った!って思っても、まだ人からは言われない。
人に言われ始めるのは、10kgくらい減らないと伝わらないのです。
がんばっても、人から「痩せたね」って言われないから、心折れてダイエットを継続しなくなるのはダメで、小さな数字は結果として出ています。
それを大切にして、ダイエットを頑張ろうと思える。
尺八の上達も、小さな変化です。
塵も積もれば山となる。
小さな変化、塵の手応え、わずかな成長は、吹けば飛びます。
なかったことのようになってしまいます。
でも、その成長を実感して、大切にすること、固めることで、土台となり、形となり、山となる。
そこで、初めて、他人が自分以外の人が気づいてくれます。
「うまくなったね、上手になったね」と。
僕はレッスンのたびに、生徒さんの小さな成長、小さな変化をきちんと伝えます。
ご自分では実感できないかも知れませんが、それを伝えて上げるのも指導者の役目です。
生徒さんは、できないできない、うなくならないと、思わずに、その小さな成果を大切にしてほしい、自信にして欲しいと思います。
体重計で100g減っていること、その程度は誤差かも知れませんが、やった!がんばった!と思って、次の日につなげる。
体重計が数値として教えてくれれば、自分で頑張るきっかけになります。
誰もがわかるような成長にたどり着くまで、指導者は生徒さんと一緒になってその小さな成長を伝えてあげるべきです。
できていない、上達していない、と思うよりも、小さな変化で充分です。できるようになったことを見つける、そして楽しんで上達していきましょう。
指導者は、その小さな変化を生徒さんに伝えて、楽しく上達させてあげましょう。
自分の生徒さんのわずかな成長にすら気がつかない鈍感な指導者、ちいさな成長を伝えて一緒に喜ばない指導者、なんて必要ありませんよ。
ではごきげんよう。
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