レッスンのときに生徒さんによく言っています。
「乙音がでても、甲音がでてもいいですよ。」って。
それでも、一応、「では、乙のレを吹きましょうー」と言って次に何をするか、目指すところの指示はします。
そうすると、そう思った脳や体の動きで、アクションを起こします。
その結果、何がおこるかということが大事なのです。
乙のレを吹こうと思って吹いたら、
甲レ、スパーーーン!
実際に出た音は、甲のレ、だったりします。
しかもめっちゃ気持ちのよい音。
あ、スミマセン!とかいって、その出た音を辞めちゃうことがあります。
いえいえ、良いんですよ。
甲音だすぞと、気合い入れなくても、うっかり甲がでたこと、そんなくらいでいいんだってことに気がついてほしいのです。
そして、
「次は、甲のレ、お願いしますー」と僕が指示を出すので、生徒さんはよっしゃと思って自分なりの体の動きで吹いてみたら、
乙レ、どかーーーーん
どーんと大きな乙のレがなったりすることもあるんです。
いままで、出したことのないような、いい音で芯のある音色で。
それが、ラッキーだと思えるかどうか。
甲のレっていわれているのに、乙がでちゃった!
と思ったら、それは失敗かも知れません。
でも、出ている音は、いい音なんです。
今まで出したことのないような、大きなおとで、音色も良い。
これは、成功だって思って良いんです。
あ、ごめんなさい!とか言う意味ないです。
これだけ吹いても、大きな乙音がでるんだなぁ。
と、ご自身に感心しても良いくらいです。
どれだけ吹いても、甲にならず、大きな音で立派な乙音がでていたら、それはいいことなんですよ。
「乙音のレ吹くぜ!」って思って、あらら、甲音のレが鳴っちゃった、ってときも、うっかりでちゃう甲音、いいじゃないですか。
力まずに、うっかりでちゃう甲音、お、こんな風に簡単に甲音でるじゃん!って思えたら、最高です。
甲音だから、と力一杯に吹いたら、大きな音で乙音。良いじゃないですか。
つまり、自分が考えている要素、思っている要素とは別のもので、甲乙が変化するんだなって考えることが大事なのです。
強く吹いても、乙音はでますし、
弱く吹いても、甲音はでます。
そういうことなんです。
教える先生も、柔軟に柔らかく、当初のねらいと違っても出た結果がよければ、「いい音!」っていいましょう。
独学の人も、頭を固くせずに、あれ、これ良いやつかもっておもっていください。
生徒さんも先生もこうじゃなきゃダメなんだ!って思って融通が利かなくなっている状態、頭が固くなっている状態が一番問題です。
予定外のことがおこってもその結果が良い形だったら、ラッキー、そうか、こうなのか、こういう感じなのかーって読み取ってください。
難しく考えず、柔軟に、やわらかく受け止めて行きましょう!
ではごきげんよう。
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