尺八教室をしようとか、教えようと思っている方に向けて。知ってもらう重要性。

尺八教室を開こう、とか

尺八を教えよう、とか

そう思っている方へのアドバイスを書こうと思います。

世間がどう見ているかということを、僕の狭い見識と浅い経験から導き出したことをまとめてみます。
たぶんこのことに気をつけて、丁寧に運営をすれば、それなりに人が集まって楽しい尺八教室になるのではないかと思います。

僕自身も迷いながら、試行錯誤しながらやっております。
各地域に、質の良い尺八教室、通いやすい尺八教室がどんどん増えていったらいいなという願いを込めて書きます。

 

知ってもらうことの大事さ、難しさ

一般の人の方との認識の差、ズレを知ることが大事です。

尺八を教える場所が意外とあることに気がついてもらえてない。

これおおきいですよ。

自分は演奏もしている、指導もしている、生徒だって何人もいる、近所の人は、ここが尺八教室だって知っている。

とご自身で思っていても、隣の方は知っていても、二軒先の方はここが尺八教室だって知らないことだってあります。知っていても教えてくれるのかしら?なんて思われれています。

知ってもらう努力をしましょう。

生徒がいる先生ですらこれですから、これから始めようという方はなおさらです。

そして、情報を探している人も、探していると言ってもどの程度の気持ちで探しているかで大きく違います。

 

一般の方は、いろいろな理由で尺八教室がない!という風に判断されるのですが、ちょっと大げさに書きます。

・新聞に載っていない。
思考回路の説明(ヤマハの教室案内の広告はのっているから、尺八教室の広告だってのる。のっていないってことは、尺八教室はこの地域にはないってこと。)

・チラシで案内されない。
思考回路の説明(ヤマハの音楽教室はチラシが折り込まれてくるから、尺八教室のチラシだって折り込まれてくるはず。折り込まれないってことは、尺八教室はこの地域にはないってこと。)

・TVでみない。
思考回路の説明(ヤマハの音楽教室は、テレビでCMしてるから、尺八教室だってCMするに決まってる。ロツレチハーロハチレロってCMしないってことは、尺八教室はこの地域にはないってこと。)

などなど。

信じられないかも知れませんが、いわゆる大企業の広報告知と同じレベルで考える方がいらっしゃるのです。
そことおなじ基準で考えている方が実は多いです。

だからといって、お金をかけて、新聞広告、折り込みチラシ、TVCMをやってみても、悲しい結果がまっています。
見ないことの方が多い、タイミングが合わなければ、見ていないのと一緒なのです。

大規模な広告は、出し続けないといけない、出し続けないと目に入らない、目に入って印象に残るには、さらにさらに、ということになります。

いやあ、難しいですね。

新聞、テレビ、公報(市民だよりてきな)が情報源のすべてなのです。
ということは、新聞やテレビ局が関わるカルチャー教室は、強みがあるということになります。講師に選ばれるのは難しいかもしれませんし、すでにもうある場合は、同じ内容で被ると教室の開講は難しいかも知れませんがそこはアイディア勝負です。既存のものとは違うアプローチ、違う内容を武器にして、差別化すれば、それは強みになります。流派が違うだけでもいい。歌謡曲、ポップスしかしない、とか。

もちろん、ヤマハの音楽教室で尺八教室を企画してもらうのも良いと思います。実現は難しいかも知れませんが、いろいろな教室を開催しているところがあったら、可能性はありますよ。ぜひチャレンジしてみてください。(薫風之音の藤崎はヤマハの音楽教室でもお箏を教えています。)
そしてなにより、これらは、個人の教室よりも安心感がありますから。

世代によって情報の手に入れ方だって違います。
新聞を見ない、テレビをみないという人もとても多いです。

なので、僕はある程度割り切っています。
情報を取りに来る人にはちゃんと伝わる様にしようと。

そこで、考えられるのは、当然ですが、インターネットの活用です。
もちろん、直接のコミュニケーション、口コミも大事です。
コンサートやイベントでの演奏のときに、教室がある、教えているということを知ってもらう手がかりを準備しておくことも大事です。

まずは情報を求めてきた人、探してきた人には、届けられるように準備しましょう。

 

そこで、尺八講師のみなさん、こういったサイトがありますので、活用してみませんか?

「SHAKUHACHI HACK(尺八ハック)」https://shakuhachihack.com/ 

こちらに教室登録をしませんか?

現在登録されている教室の多くが演奏家、プロばかりですが躊躇せずに。それぞれ教室の特徴がはっきりしていれば習いたいという方のニーズに合えば選ばれます。

演奏家は平日のレッスン日が多いでしょう。夜のレッスンもすぐに埋まります。
なので土日のレッスン日は大きな特徴になります。プロや演奏家と違う特徴がはっきりしていれば、大きな差です。

こういったサイトを育てるのも尺八業界の責任だと思います。

尺八関係者への遠慮や、ご自身の躊躇で、尺八をはじめたいという方の、チャンスをなくさないようにしませんか?
ご自分でWebサイトを用意する必要もありませんし、せっかくあるサイトを有効に利用していきましょう。

プロだから選ぶ人もいれば、近所だから選ぶ人もいます。
レッスン日の日時、内容、金額、すべてが選ぶための要素です。
プロであるか、演奏家であるかもただただ一つの要素です。

尺八を習いたい、始めたいという方のなかで、教室の紹介と何がフィットするかが重要です。

 

尺八をやりたいとおもっているくらいだから、調べるだろう。知っているだろう
情報が弱くても、問い合わせてくるだろう。

と甘く見てはいけません。

届けること、もっと工夫して努力することを考えて見ましょう。

 

実際に自分が、レストランを決める、旅行先のホテルや旅館を決める、なにかから一つを選んだりさがすときの思考回路を分析してみましょうよ。
立場を変えると、足りなもの、必要なことが、みえてくるかもしれませんよ。

 

また今後もこういった話を書いてゆきたいと思います。
自分自身の活動を客観的に見直すためにも役に立ちそうです。

 

ではごきげんよう。

 

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