目指せ!大甲音マスターへの道。その1「大甲音を出す前に、倍音ってなあに??」

みなさんのごはん写真「ヤマメ」

アイキャッチの写真は、やっ水(スイ)ゆきさんからいただいた、「ヤマメ」です!
写真をいただいてからずいぶん時間が経ってしまいましてすみません。

ヤマメ!塩焼きですって。
焼いている途中に崩れてしまったとのことで、それは残念ですが味には変りませんからねぇ。
いやー、うまそう。
写真ありがとうございます。

やっ水(スイ)ゆきさんは篠笛をされるのですが、篠笛・尺八大使のこんちゃんがきっかけで、僕のブログや動画を見ていただくようになりました。
尺八の話ばかりしていますが、篠笛にも役に立つ部分があるようです。

管楽器のお話は、和洋問わず、応用できたり、置き換えたりすることが出来るお話が多いです。
堅く受け止めずに、柔軟に置き換えて見てください。
ハッとするような気づきやヒントがたくさんあるかも知れません。

お食事のお写真ありがとうございました!
つねにみなさんのごはん写真、くじらさんの似顔絵、募集してますので、みなさん送ってください。

 

目指せ!大甲音マスターへの道

「大甲音のだし方を知りたい」

「大甲音をきれいに出すコツを知りたい」

という質問でも多くいただいております。

乙音、甲音ときて、大甲音。

尺八での最高音のグループですね。
3オクターブめのグループになります。

この音をきれいに出すのを悩んでいらっしゃる方からの質問がおおくありますので説明してゆきます。

全部で3回になります!

 

大甲音を出す前に、どうして同じ指使いで甲音と乙音が出るのか理解する。

質問をいただいてから、わかりやすく説明するために、言葉をまとめなおしたり、動画での言葉などを見当しているうちに時間がかかってしまいました。
(没になった動画も3本ほどあります。いつか没動画も公開します。)

大甲音を出す前に、尺八の音の鳴り方、というのでしょうか、性質を先にお話しします。

同じ指使いなのになぜ、乙音、甲音、と低い音、高い音が出るのか?
とてもシンプルな話ですが、初めての方は結構びっくりされます。

倍音というものを使って出しています。

動画でお話ししていますので、ご覧ください。

基準となる音の周波数の2倍の周波数の音が、1オクターブ上の音になります。

乙レの周波数は、およそ391Hzです。
なので、その2倍の周波数、およそ782Hzになれば、甲レになります。

乙レが、良い音色、豊かな音色で、しっかり吹けていれば、2倍音、3倍音、4倍音・・・とその上の倍音の周波数がすでにふくまれているのです。

倍音なんて考えていないよ、という方も多いかと思いますが、もうすでに乙音、甲音を吹き分けている段階で、1倍音、2倍音をつかって吹き分けているのです。

大甲音が上手くいかない理由は、この倍音の考え方がそのまま応用されない場合が多いのです。
乙甲を吹くときは、スムーズに行えていることが、大甲音になると上手くいかない。

もしかすると、大甲音が上手くいかない理由は、乙甲の移動がスムーズに動いていないからかも知れません。

しっかりとした当て方、しっかりとした息、バランスのとれた息の流れで、充実した、豊かな音色の乙音を出しましょう。
唇を閉めずに、息を強めずに、べつの何かで甲音に移動する感覚を手に入れることができるのがスタートです。

ここが考え方の基準になります。

さて、次回は、目指せ!大甲音マスターへの道。その2「よっしゃ、3倍音だしてみっぞ!」に続きます。

 

 

 

ではごきげんよう。

 

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