YouTubeの尺八ワンポイント講座のコメント欄に質問をいただきまして。
「乙のロを朗々と鳴らす」についてご教授ください。
ということです。
乙のロ。
尺八吹く人はみんな大好きですよ。
尺八らしい音ってこともありますし、倍音がビンビンのっている感じの音を「ばふーーーん」って吹いていたら気持ちいいです。
まず大事なのは、練習が必要です。
話を聞いたから、ヒントを聴いたから、すぐ出来るわけではありません。
体の動かし方、イメージ、理論的な話、などを総合して、ご自身の感覚に直して再現してゆくことが大事です。
練習の方向性に間違いがないように気をつけてください。
順を追って、感覚を掴みながら、丁寧に練習をしてください。
ほかにもいろいろな要素がありますが、ちょっと話してみただけで10分超えちゃったので、また別の機会に別のヒントなどもお話ししたいと思います。
どんな音を出したいか。
その音が出るには、どんな息が必要なのか。
静かに、そっと、ふわわん、ほへーっと息がでているのに、「ばびゅーーーん」なんて音が出るわけないですよね。
アホみたいな説明になってしまいますが、
「ばびゅーーーーーん」と吹くから「ばびゅーーーーーん」と音が鳴るんです。
その音を自分で作るイメージを明確にする。
尺八は素直に反応します。
声のように素直に応えます。
大きな声を出そうとするときには、頭の中で大きな声を出す!とおもって、それに応じてどこかが反応して、動いて、大きな声になる。
大きな声を出し慣れていない人は、それに応じて動く部分、動くどこか、が連動していないから、おもったように声にならないのです。
しずかに、そっと吹いて、朗々となる、という感覚は、少なくとも僕は持っていません。
朗々とならす、と思うから、朗々となる。
そのために、どんな息か、どんな強さか、どんな量か、どう支えるか、どう保持するか、いろんなことを考えています。
息の流れをご自身の実感で「すかー」とか「へなー」とか「ふぅー」みたいな感じだったり、息が抜けてしまう感じだったりしたら、そんな音が出ます。
当然です。
自分で出す音のイメージ、それにそった、息の流れを実感として作る!
「朗々」ならば「朗々」とした息です。
声で試してみるのが一番です。
朗々と声を出してみてください。
パヴァロッティになったつもりで、誰も寝てはならぬを歌ってください。
その感覚で尺八を吹いてください。
ある意味、練習は、まぐれ、を、確実、にする作業です。
再現性を高めるために、いろいろな要素を考えて、いろいろな要素に気を配ってください。
ぜひ、がんばってください。
一緒に、乙ロを「ばひゅーーーーーーん」とならしましょう!
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