やる意味のあるロングトーン、やる意味のないロングトーン。

基礎練習大事ですよ。みたいな話をすると必ず出てくる練習の1つに「ロングトーン」というものがありますね。

吹奏楽経験している人だったりしたら、ウォーミングアップにロングトーン、といった感じで、「ぶーーーー」って全員でロングトーンをしているような練習していたり、練習風景がなんとなく想像つきますよね。

というか、そももも、「ロングトーン」ってなにでしょう?

音を長く伸ばす。

ということでしょうか?

 

「ロングトーンの練習しますー。はいどうぞー」

 

はい、これダメです。

 

ロングトーンは、レベル、習熟度によって、目的や意味が変ります。

なので、僕はロングトーンって言葉は基本的に使いません。

 

だって、勘違いしちゃうじゃないですか。

 

ロングトーン=音を長く伸ばす。って。

 

長く伸ばす練習をする。

長く伸ばすことにこだわる。

とにかく長く伸ばせればいい。

 

もう全然だめな思考回路です。

 

つまり、「ロングトーン」は、長く音を出すこと、長く音を伸ばせるように、することが目的ではなく、音を出している間にさまざまな基礎練習を含ませなければ意味がなく、さまざまな目的をもって、その目的を明示して行うものなのです。
ただ、アホみたいに音を伸ばす、今学ぶこを無視して全員で伸ばす、楽器関係なく全員で伸ばす、何が何でも20秒伸ばせなかったら腹筋10回三セット!!とかいっているのとかもうダメです。
終わってます。思考停止の練習で上手くなる気配すら感じられません。

何でそんなことしてるの?と聴けば、「伝統だから」「昔からこうだから」「先輩にいわれたから」と。

まさに、じかんのムダです。

なぜ、その練習をするのか、何を身につけるのか、何を目的とするのかをはっきりとさせなければ意味なんて全くないのです。

言葉のせいで、勘違いすることが多いので、僕はロングトーン、っていわない。

じゃあ、なんていうか。

 

「音出し」

 

ですよ。

 

「音を出す。」という意味しかないですから、絶対にここに指示をつけなければいけません。
誤解のない指示を必ずつけなければいけないのです。

たとえ、指示がなかったとしても、間違って受け止めて、ただ音を長く伸ばすというへんな目的が生まれることは一切ないからです。

 

ロングトーン、管楽器はロングトーン練習が大事!

とかいう、もっともらしい言葉だけ、を見てしまうと、

 

ロングトーン、音を長く伸ばさなきゃ!って思い込んで洗脳されます。

 

意味のわからない、内容のない、目的のないロングトーン、止めましょう。

意味ないです。

 

では、どんな「ロングトーン」に意味があるのでしょうか?

で、「ロングトーン」っていう言葉には誤解を生む可能性があるので、「音出し」という言葉に代えてゆきます。

 

ほんと、誤解しちゃうから、ロングトーンっていうの止めない?
特に和楽器界隈の人だと、勘違いする人多いし、かわいそうなことになっていたり、無駄な時間をすごしていたりするの良くみるので。

 

では、具体的な練習方法、練習目的は、次回紹介します。

 

 

では、ごきげんよう。

 

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