ロングトーンという言葉に惑わされずに、こんな「音出し」をしましょう!

前回は、ムダなロングトーンをやめよう!というお話をいたしました。

やる意味のあるロングトーン、やる意味のないロングトーン。

じゃあ、具体的な目的はどんなことを考えるか。

おそらく、ほとんどの人がこういったことを考えずに闇雲に吹いていると思います。
明確に理由や目的を告げられずに、音が出ること、音を出すこと、だけに焦点が当てられてしまうレッスンや指導が多いからだとおもいます。

すぐに音を変えたり、軽くひょろひょろっと吹いたり、すぐに曲をふいたり。
練習する時間がないときほど、基礎練習が大事です。

 

尺八を吹く、という土台そのものがしっかり鍛えてあることがなければ、いい演奏には絶対に聞こえません。

 

では、僕がオススメする「音出し」の目的です。
初心者、中級者、はもちろんこのことをクリアできるように。

そして、上級者のかたも、ちゃんと出来ているか確認してみましょう。
これが出来ないってなると、ちゃんと練習した方がいいです。

簡単な基礎と見下さないでくださいね。
出来ない、ってことは出来ない、ですからね。
明らかな技術不足ですから。

テンポ80ほどの、メトロノームとともに行いましょう!

1、はじめからおわりまで、音量の変化をしない、させない。
2、はじめからおわりまで、音色の変化をしない、させない。
3、息継ぎを伴いながら、メトロノームにあわせて吹き始める。
4、息の流れを感じる。
5、リラックスして楽に吹く。楽に音が鳴る。

まずは初心者、中級者のかたにオススメする、基礎的な音出しのときに意識する、達成する、学ぶ目的がこれらです。

息が続かなくて、音程・音量を保持出来なかったら、2拍伸ばして、息継ぎ、また2拍伸ばして、の繰り返しでもいいです。
自分が吹いていて、「いい音」と思う音色を大事にしてください。

変な音、吹いていて気持ちよくない音、息の流れが悪い(しんどい、早く息がなくなる、窮屈)この悪い状態にならないように気をつけましょう。

良い状態で吹く、良い状態で吹いている時間を長くするようにしましょう。

 

 

基礎練習は地味です。

きっと楽しくないと思います。
でも、成果や効果は大きいです。

尺八そのものの修練度、熟練度を上げるという目的を持ちましょう。
(吹奏、読譜、などの要素それぞれの土台を固めてゆく)

しっかりとした土台の上には、いろいろなものをのせてゆくことが出来ます。

ちょっとしんどい、めんどくさい練習かも知れませんが、その先に、もっと楽しいことがあると思います。

ぜひ、頑張ってみましょう。

 

動画で音出し基礎練プログラム作ったら、みなさんやります?

 

ちなみに音出しの中級以上の方の目的はこのあたりを混ぜて吹くと良いです。

・音量を変える。
・音の立ち上がり(アタリ、オシ、タンギング、アタック)

・メリ、カリをともなう。
・ユリをともなう。(歌口の開け閉めによるユリ、息ユリ)

・倍音を意識する、とくに3倍音(ハーモニクス)を吹く。

またこのあたりも、動画にしたいと思います。

 

 

では、ごきげんよう。

 

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