今日も音出しのときに設定したい目的を紹介します。
それは、
メトロノームを3拍子でならす。
です。
音出しのときにメトロノームをならすということを、していない方もいるかもしれません。
まずは、音出しのときにメトロノームをならしてみましょう。
メトロノームの役割はテンポを正確にとってくれること、です。
もちろんその役目もありますが、実はもう1つ演奏中に「聴く、聞こえる」という感覚を育ててゆきたいので、使って欲しいのです。
「自分の音を聴く」ということは、もちろん耳を使って聞いているのですが、動作とともに行われているので、耳のみを使ってきいている感覚というと、少し弱くなってしまいます。
そして、自分の音しか聴かない耳のできあがりです。
音を出しているときに、周りの音を聴く、自分以外で発生している音を聴く、ことを意識すると、耳が動き始めます。
耳が仕事をし始めます。
これがじつはとても大切な感覚で、音出し、という基礎的な練習の際に、自分の耳が動く、仕事をするという訓練もして欲しいのです。
なんとなく音出し、よりも、メトロノームと音出しの方が、圧倒的に訓練、練習、目的、が増えます。
メトロノーム、ぜひ使ってください。
本題です。
3拍子でならす。
ということなのですが、みなさん、なんとなく音出しのときでも、4拍子が基準になっていませんか?
まあ、無拍子でだらーーーっと伸ばすというのもあるかもしれませんが、無拍子でだらーーーーは、ただただ音の確認、出るかどうか、吹けるかどうかの音しかでていないので、そればかりになるのはこの際やめにしましょう。
尺八は息継ぎを伴いながら、次の音をだします。
4拍子で、4拍伸ばして息継ぎをして、次の1拍目ではいる。
これは、みなさん、時に意識しなくてもなんとなくできていると思うんです。
でも、これが、3拍子になったら、途端にできない。
なぜか?
簡単です。
練習してないからです。
4拍子だとできるのはなぜか?
いつもそうしているからです。
できているのではなく、技術ではなく、癖です。
得意とか、不得意ということもあるかもしれませんが、息継ぎを伴う3拍の伸ばしから、次の一拍目を揃える、という動作になれていないから、3拍子が苦手という方が多いのでしょう。
癖だから、拍子が変ってコントロールできない。
苦手なのではなく、練習していないだけ。
ならば、練習すればいいのです。
メトロノームを3拍子にして音出しをしてみましょう。
3拍のばして息を吸って、次の1拍目がバシッと吹ける。
という、動作を伴う感覚になれていきましょう。
やればできます。
やっていないからできないだけです。
逆の言い方をすれば、4拍子の音出しに慣れすぎてしまって、息継ぎを伴う音の伸ばしが癖で行われています。
なんとなくの、音出しすらも、自分の癖を強めてしまいます。
四拍目で息を吸うというモードが固まってしまう原因になっていて、3拍子で演奏するときの違和感を息継ぎなどにかんじるのです。
音出しは、メトロノームをならしましょう。
4拍子と同じくらいに、3拍子の音出しも取り組みましょう。
では、ごきげんよう。
※今日のごはん写真
先日ぱしふぃっくびいなすにゲストエンターティナーとして乗船したときのごはんです。
アフタヌーンティーの時間はおいしそうなケーキがたくさん。
ケーキは別腹なのでカロリーゼロ。
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