「和楽器の世界をひとくくりにする問題」は、逃避行動とかラベリングです。

「和楽器の世界をひとくくりにする問題」

で、もうひとつの問題点。

「どうせ和楽器の世界なんて、こんなもの。」

「所詮、和楽器の世界なんてこの程度。」

と、ひとくくりにするような言葉です。

少ない見識で「所詮こんなもの」とすべてをひとくくりにして語るのは、不満などによる逃避行動やラベリングです。
そうする以外に解決手段がないからこのような行動をとります。

ほかに手段があれば、違う行動をとります。

ネガティブなものが根底にあるので、ネガティブなことが声高に叫び続けられます。
満足している人、楽しんでいる人、喜んでいる人の声よりも不平、不満の方がセンセーショナルに伝播してゆきます。

不満を持っている人の方が、強い言葉をつかってしまいます。

満足している人は別にアクションを起こさないことの方が多いです。
(満足している人がいない、という受け取る人もいますが、そんなことは決してないです。世の中の多くの出来事について当てはまります。悪質なクレーマーが悪目立ちするような。)
あ、でも、業界に不満を持っている人を悪質なクレーマーといっているわけではありません。

ネガティブな発信よりも、ポジティブな発信をしたほうが良いという考えで僕はいます。

 

自分が理解しやすい、自分がきっとそうだろうと思う、画一化したイメージの方が、世間は認識しやすいです。
理解したつもり、分かったつもりになれるから。

ネガティブな、そういった声を信じてうまれる世間の認識が業界を外から見たいイメージを固めてゆきます。

 

Twitterで話題になっていたときに目にして僕が一番がっかりしただった言葉はこれです。

「和楽器の世界なんて所詮そんなもの」と、全部をひとくくりにする発言でした。

中にいる人、少しでも関わっている人が、そんな風に吐き捨ててしまうなんて悲しいです。
1つの残念な例の被害者なのかもしれません。

でも、1つの経験がすべてではありません。
ほかの例、いろんな事例は実際に存在しています。

少ない経験の、唯一の事例で、すべてを分かった風、悟った風、達観した風、になるのは辞めてほしいと思いました。

せめて、限定してほしいなぁ、と思います。

 

こういった行動は、自我を守る、自分を守る行動なんです。

心理学では、逃避行動としての側面、そして、レッテル貼りの側面が考えられます。

 

「どうせ、あのブドウはすっぱい。」とする逃避行動です。
自我を守るために必要な行動かと思いますが、自我を守るためにすべてを傷つける言葉にして良いわけではないです。

「負け惜しみ」という言葉に置き換えられるかもしれませんが、もろとも破壊してやろう、という感情なら、そもそも、ご自身は何を望み、何を実現しようとしていたのか。
自尊心を守るために、自分以外すべてを否定する強い言葉を使うのは、いくらなんでもやり過ぎです。

「ブドウなんて、どれもすっぱいんだからたべるもんじゃない!」じゃなくて「あのブドウはすっぱい。ほかのブドウにしよう。」

逃避、合理化の行動をとるなら、もう少し違うことがで、自分の自尊心、自我を守っていただきたいなと思います。

 

「どうせ○○」と、レッテル貼りをすること、レッテルで納得する人は、すべてを「わかったつもり」になれます。
人は「分かった」と思うのはとてもうれいしことで、快楽を感じます。

こういうのをラベリングといったりします、

そして「どうせ○○」と決めつけれる発言をする人は、自分の欲求が達成できなかった、認められなかった場合に行われます。
不満を発散しているだけなんです。その不満に納得するために、攻撃をして発散をしているだけなんです。

でも、それに気がついていないと、ラベリングを見た人は、そのレッテルについて、深く考えたりすることはなくなります。
それが、ラベリングの問題の1つで、貼られた対象、周りの人にも影響を与えてしまいます。

誰かが、レッテルを貼れば、それを他人は簡単に受け入れます。簡単に理解出来たと思えて、分かったつもりになれて、うれしいからです。
無意識でも「分かったつもりになる」快楽を感じてしまうと、それは考えることを辞めてしまい、思考停止になる始まりです。

深く考えること、問題を解決することを辞めてしまうラベリングは、楽ですが何にもなりません。

外にいる人にも、「分かったつもり」になって、ネガティブなものなら、選択肢から外し、興味から除外し、積極的に関わらないもの、と処理されます。

 

悪い話がの方が、センセーショナルに広まります。

興味を惹きつけてしまいます。
それはだれも望んでいません。

よくない話をするな、といっているのでは決してないです。

隠すわけではないです、知ってもらうことも大事で、向き合って解決すること、そういった面はあるけども、そればかりではない。

そればかりではないことを知ってもらう。
問題を解決することを考えて活動している人がたくさんいることを知ってもらう。

良い面、良いこと、楽しいこと、そちらをもっと大きな声で話したいと思っています。

ポジティブな発信も同様にしてゆく責任がある。ということです。
どうせなら、ポジティブなラベリングがなされていく方がいいんじゃないでしょうか。

 

いろいろな和楽器の世界がある。

 

ということを、知ってもらいたいですね。

 

 

ではごきげんよう。

 

※今日のごはん写真
先日ぱしふぃっくびいなすにゲストエンターティナーとして乗船したときのごはんです。
最終日のランチですね。船での最後の食事でした。
午前中のラウンジ演奏後に撤収・片付け、下船準備と目の回る忙しさの中でも食べ逃すまい!とメインダイニングに駆け込んで食べたのでカロリーゼロ。
時間がなくてもデザートまでしっかり提供してくれたスタッフさんに感謝です。

 

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