この動画がすごいから見て欲しい。泉州尺八工房の三塚さんの尺八簡単上達術「ストロー編」

僕が楽器の面でお世話になっている泉州尺八工房の三塚さんが解説している動画。

簡単に尺八を吹くことができる説明がされています。

こちらご覧になられたでしょうか?

これはすごい動画です。

Twitterで共有したり紹介した記憶はあるのですが、ブログに書いたかどうか記憶があいまいです。
もうすでに紹介していたらごめんなさい。

これがすごいと思った理由は、僕が伝えたい、実感して欲しいと思っている感覚がとても簡単に実感できるからです。
僕が伝えたいと思っていてどんな言葉だと伝わるか、感じ取ってもらえるか、実践できるかとなやんでいたポイントが一発で完成します。

 

さすが、三塚さんだ。

 

僕は、楽器のことだけでなく、演奏のことも、活動のことも、三塚さんの一言や、考え方の影響をかなり受けていると思っています。
新潟と東京を往復していた若かりし頃は、なんの用事もないのに、工房に遊びに行って話を聴いてもらったり、なにこの尺八すげー、とか騒いで、いつか買う!って思って帰る、という日々を過ごしてました。

薫風之音のCDも1st、2ndとレコーディング、ミックス、マスタリングとあらゆることでお世話になって、レコーディング中の三塚さんの何気ない一言で、急にうまくなったり(笑、するという僕が演奏活動をすることにおいてとても助けていただいています。
まさに僕は三塚チルドレンなのです。

 

さて、

尺八の吹き方やアドバイスは、ある程度分かる人の感覚で、ある程度分かる人が、そうそう、そんな感じと、寄せて感じ取るような部分もあります。

 

なので、まったくその動きを経験したことがない、感じ取ることができない人は、寄せて汲み取るのも難しいですし、政かその動きが自然と出来てしまっていることにすら気がつかなかったりする場合があります。

 

わかる人にだけ、わかる感覚。

 

でも、その小さな動きや、原点となるものは、誰もが知っていて、実践できています。

これをいかに、わからない人にわかるように、つたわるように、手がかりがあるようにするか。

 

が、僕はとても大事だと思います。

 

言ってしまえば、どんな人でも、息を吸ってさあ、吹くぞ、と思った瞬間に、尺八を吹くモードに自然と突入します。

でも、そこになにか変な、力を入れたり、動きを入れたり、特別なことをすると思ってしまった瞬間にうまくいかない状態になります。
上級者と初心者の大きな違いがそれです。

上級者が特別な動きを使いこなしているのではなく、自然と反応する動きの延長線上にあるものを理解し、効率よく使いこなしているのだと考えています。

 

例えば、

息を吸ったら、息が体から漏れないように、押し出されないようにする感覚。

息を出したら、一瞬で出てしまわないようにする感覚。

出ている息が、音に代わる現象。

 

これらは、もう、普通におこることで、何か特別なこと、不思議なこと、超常現象につかさどられているわけではありません。

 

伝えようとする言葉を素直にうけとめて、ご自身の自然な動きの延長線上にあるものとして、近づいてきて欲しいと思っています。

寄せてきて欲しいと思っています。

 

ストローを吸ったときの状態。

吹く動作だから、吸うという状態から導き出すとは思いもしませんでした。

でもよく考えたら、ほとんどの人が効率よく吸っているんです。

吸うという動作で人は自然と効率よく吸うためにどうしたらいいかをもうすでに理解して行っているんです。

よほど小さな子供でなければ、ストローで飲むときに口のわきからこぼしながら飲むこともないですし、飲み物が入ってこないような効率の悪い形でストローで吸いませんよね。

そば、ラーメンなどの麺類をすするときだって、その動きは、皆さん上手だと思います。
吸う、という効率の良い形、使っている筋肉に目がいけば、それを、尺八を吹くときに意識できるわけです。

効率よく吸っていれば、その逆が効率よく息が唇から発射される状態をつくっているって。

 

ストローを使って吹く感覚を感じられないかな?

と思ったことがあります。

ストローの細さで、唇の隙間の感じがわかれば、唇を開きすぎることはないかなと。

でも、流れる息の量に影響を受けますので、結局は強制的に空いている穴が先にある段階で、最適な息を送れる人もいれば、その穴の大きさに対してすくない息を送ってしまいすぐに息がなくなってしまう人もいます。

結局、がばっと空いた唇の穴でふいているのと変わらない感覚しか体験できない人もいます。

 

きっちりと吸った状況、それが実は、効率よく吹くときとつながっている。

 

吸うと吹くは表裏一体。

 

ミニパックのジュースをストローで飲むとき、ラーメンを食べるとき、タバコを吸うとき、それらの動きが、尺八を吹くときに必要な部分が反応しているというわけです。

 

 

明日は、このストローによるアプローチを未経験者に実践してもらったときのお話をします。

体験してもらったのは、小学生です!
大人ならなんかね、できそうで、やれそうな気がしますよね。

でも、そこを小学生で試す。
ちょうどよい機会があったので、楽器未経験の小学生です!

 

さあ、どうなりましたか。
お楽しみに!

 

 

では、ごきげんよう。

 

さて、尺八の練習してきます。
(ラーメン食ってきます。)

 

 

では、ごきげんよう。

 

 

 

※今日のごはん写真
超濃厚味噌ラーメンです。好みの濃さに割スープで割って食べます。そしてこの割スープがめちゃうまい。
野菜もたっぷりですし、なにより、麺をすすることが尺八の練習につながると判明した今、ラーメンをたべることはカロリーゼロです。

 

 

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